Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド

ワークスペース間のアプリケーションの移動防止

関数 DtWsmRemoveWorkspaceFunctions() は、アプリケーションが次の作業を実行しないようにします。

DtWsmRemoveWorkspaceFunctions() が上記の作業を実行する場合は、デスクトップ・ワークスペース・マネージャ (dtwm) のウィンドウ・メニューの一部分をアクティブにしないようにします。dtwm はアプリケーションのトップレベル・ウィンドウを管理するときにワークスペース情報をチェックするだけなので、アプリケーションはトップレベル・ウィンドウがマップされる前に DtWsmRemoveWorkspaceFunctions() を呼び出さなければなりません。アプリケーションのトップレベル・ウィンドウが管理された後で DtWsmRemoveWorkspaceFunctions() を呼び出す必要がある場合には、最初に Xlib 関数 XWithdrawWindow() を呼び出してから DtWsmRemoveWorkspaceFunctions() を呼び出し、次に XMapWindow() を呼び出して、トップレベル・ウィンドウを再マップしなければなりません。

別のワークスペースへの移動を防止するには

    DtWsmRemoveWorkspaceFunctions() を使用します。

        DtWsmRemoveWorkspaceFunctions(XtDisplay(toplevel),
                                   XtWindow(toplevel));
    • XtDisplay(toplevel) は、X ディスプレイです。

    • XtWindow(toplevel) は、ワークスペースの移動を防止するウィンドウです。