Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド

統合されていない印刷

アプリケーションがデスクトップと印刷機能を統合しない場合には、データ・ファイルを正しく印刷するために、ユーザがアプリケーションを開かなければなりません。

それでもやはり、アプリケーションのデータ・ファイルをプリンタ・ドロップ領域にドロップするときに動作する印刷アクションを提供するべきでしょう。さもなければ、デスクトップはファイルがテキスト・データを含むとみなして、印刷出力を勝手に行います。

デスクトップは、この目的のために [印刷なし] という印刷アクションを提供します。[印刷なし] アクションは、プリンタ・ドロップ領域を使用してデータ・ファイルを印刷できないことをユーザに知らせるダイアログ・ボックスを表示します。

[印刷なし] アクションは、 [印刷できません] ダイアログ・ボックスを表示します。

[印刷できません] ダイアログ・ボックスを使用するには、[印刷なし] アクションにマップされる、データ型に固有の印刷アクションを作成します。たとえば、アプリケーションのデータ型を次のように仮定します。

DATA_ATTRIBUTES MySpreadSheet_Data1
{
		- 
}

次の印刷アクションは、このデータ型の [印刷なし] にマップされます。

ACTION Print
{
		ARG_TYPE				MySpreadSheet_Data1
 	TYPE					MAP
 	MAP_ACTION			NoPrint
}