入力サーバー htt のプロパティマネージャにより、漢字候補の表示や前編集 (プレエディット。確定前の文字列の編集機能です。通常は反転して表示されます) の表示方法を変更することができます。ここでは、漢字候補の表示とプレエディットの表示のカスタマイズ方法について説明します。
htt のアイコンをダブルクリックすると、「Htt プロパティマネージャ」というウィンドウが現れます。
「Htt プロパティマネージャ」ウィンドウの「プレエディット / ステータス」と書かれたアイコンをクリックすると、次の図のような「プレエディット / ステータス」ウィンドウが現れます。
このウィンドウでは、プレエディットとステータスの表示方式を設定できます。
このウィンドウでの設定は、プレエディットのスタイルをルートウィンドウスタイルに指定した場合のみ有効です (「長い行をプレエディットで折返し」以外)。dtterm の場合、dtterm -xrm "*preeditType: root" として起動すると、ルートウィンドウスタイルになります。
この項目を選択した場合は、次の図のように画面上の位置で表示されます (図 5-4 は、「上」を選択した場合)。
この項目を選択した場合は、次の図のようにマウスカーソルからの相対位置で表示されます (図 5-5 は、「上」を選択した場合)。
この項目を選択した場合は、次の図のようにクライアントウィンドウの上か下に表示されます (図 5-6 は、「下」を選択した場合)。
この項目は、cs00 を利用している場合効果がありません。
この項目を選択すると、図 5-7 のようにプレエディットの文字列が右端に達した場合、下の行に折り返します。
この項目の選択を解除すると、図 5-8 のようにプレエディットの文字列が右端に達した場合、プレエディットの左端の文字が画面から消えます。図 5-8 の例では、「あ」が消えています。
この項目を選択すると、日本語がオフになっているとき、プレエディットとステータスを表示するウィンドウが表示されます。
「Htt プロパティマネージャ」ウィンドウの「ルックアップウィンドウ」アイコンをクリックすると、図 5-9 のような「ルックアップウィンドウ」ウィンドウが現れます。
このウィンドウでは、漢字候補一覧 (ルックアップウィンドウ) の表示方式を設定できます。
この項目を選択した場合は、画面上の「プレエディット/ステータス」ウィンドウに漢字候補が表示されます。表示位置は、「プレエディット / ステータス」ウィンドウの設定で指定した位置になります。
この項目を選択した場合は、次の図のようにマウスカーソルの近くに漢字候補を表示するポップアップウィンドウが表示されます (図 5-11 は、「上」を選択した場合)。
この項目を選択した場合は、漢字候補を表示するポップアップウィンドウが、クライアントウィンドウからの相対位置に表示されます。
この項目では、一度に表示する漢字候補の数を行と列で指定します。
この項目では、漢字候補から漢字を選択するときに利用する「ラベル」の表示方法を指定します。下の図は、ラベルに「123..」を指定した場合の候補選択用ウィンドウです。
かな漢字変換サーバーインタフェースモジュール xci を使用している場合は、ラベル「ABC...」は使用できないため、ウィンドウ上では選択不可能になっています。