ファンクションキーのキー割り当てをカスタマイズする方法について説明します。
キー割り当てのデフォルトのファイルは、/etc/mle/locale/cs00/keybind です。
keybind ファイルの代表的なファンクションキーについて、キー割り当てを変更する例を示します。
keybind ファイルには、「入力キー」と「そのキーに割り当てられた機能」 (以下「機能」とします) が書かれています。上記の例では、行頭の ^b が入力キーを、それ以降の記述が設定される「機能」を示します。
ある機能がユーザーにとって好ましくない場合、入力キーを差し替えることによって、キー割り当てをカスタマイズすることができます。たとえば、^K の確定操作を ^N の操作と入れ替えて操作をしたいとします。その場合、入力キーの ^K と ^N を入れ替えてください。この作業は、vi などのテキストエディタで容易に変更できます。
カスタマイズ作業を行う場合は、ファイルを /etc/mle/locale/cs00/keybind から $HOME/.mle/locale/cs00/keybind にコピーして、そこで編集します。
また、環境変数 MLEPATH を設定している場合は、/etc/mle/locale/cs00/keybind から $MLEPATH/locale/cs00/keybind にコピーして、そこで編集することもできます。
/etc/mle/locale/keybind を変更するとシステムのユーザー全員に影響するため注意が必要です。
修正した keybind の内容は、次に開始される入力セッションから反映されます。
mle コマンドを使用して上記のカスタマイズ作業を行う場合は、keybind ファイル内の後半にある ¥x で始まる行を修正してください。
¥x08 I { E : ERASE_LCHAR } # ctrl-h ¥x0b I { E,C : KAKUTEI } ; ¥ # ctrl-k * { I,C : SELECT_DONE } |