品詞に関する情報を管理します。
ファイル :
/usr/lib/locale/ja/wnn/ja/hinsi.data |
このファイルに定義されている順番で、品詞や複合品詞に番号が割り当てられます。
この番号は、次の場合に使用されます。
辞書、品詞ファイルの作成時
サーバーでの品詞名参照時
複合品詞の構成 (複合品詞は品詞の集合) 参照時
品詞に関する情報はすべての辞書と付属語ファイルの間で共通なので、品詞の削除やファイル内での並べ替えはできません。削除や並べ替えを行うと、変更前の品詞管理ファイルを使用して作成された辞書と付属語の品詞情報 (番号) が正しくなくなります。
新しい品詞や複合品詞を追加することができます。
書式は次のとおりです。
複合品詞 / 品詞 : 品詞: ... :品詞 |
複合品詞の定義に使用する品詞は、前もって品詞として定義されていなければなりません。また、品詞名と複合品詞名を重複して使用することはできません。
以下に例を示します。
;;;;
;;;; 品詞は、階層的に分類されています。
;;;; ルートのノードは、「/」という名前を持っています。
;;;; リーフが本当の品詞になっています。
;;;; ノードは、
;;;; ノード名|品詞1:品詞2:...
;;;; と書かれます。
...
...
/|普通名詞/:固有名詞/:動詞/:特殊な動詞/:動詞以外の用言/
:その他の独立語/:接頭語,接尾語/:単漢字:疑似品詞/その他の特殊品詞
普通名詞/|名詞:サ行(する)&名詞:一段&名詞:形容動詞&名詞:数詞 ...
固有名詞/|人名:地名:人名&地名:固有名詞 ...
動詞/|一段 :一段&名詞
:カ行五段:ガ行五段:サ行五段:タ行五段:ナ行五段
...
;
; 疑似品詞
;
先頭 ;文節先頭
数字 ;0123...
カナ ;カタカナ
英数 ;ABCD...
記号 ;!"#$%...
閉括弧 ;)] } など
付属語 ;付属語
開括弧 ; ([{ など
疑似 ;その他の疑似文節
@
; ここまでの 10 個の品詞の語は、辞書に存在しなくても jserver が
; 理解しています。
...
|
「@」だけの行は領域を確保することを意味します。品詞の定義に置き換えることもできます。
「;」以降はコメントです。