OpenWindows ユーザーズガイド

録音

「録音... (Record)」は録音中の音量増幅を調整します。「録音... (Record)」の上でセレクトボタンをクリックすると、図 11-22 に示すような「オーディオ制御: 録音 (Audio Control:Record)」ウィンドウを表示します。


注 -

市販のマイクロフォンでの録音が困難な場合、録音増幅レベルを増加するために外部プリアンプを使ってください。


図 11-22 オーディオ制御:録音ウィンドウ

マイクロフォンとライン入力ボタン

ハードウェア構成でサポートされている場合、オーディオ入力装置を選択するには、これらのボタンの上でセレクトボタンをクリックします。

録音音量

このスライダは録音音量の増幅を制御します。0 から 100 までの数値をタイプして指定することもできます。

バランス

マシンにステレオ機能がある場合、バランススライダを使ってバランスを調整することができます。スライダには、50-50 のバランス点 (中間点) に「つめ」があります。オーディオ入力が左右で異なっているような場合に録音バランスを調整します。

録音バランスを調整する前に、再生バランスが出力構成に対し調整されていることを確認してください。これを行うには、「オーディオツール: 保存 (指定) (Audio Tool: Save As)」ウィンドウを使ってモノラルのファイルをステレオに変換し、左右のスピーカから同じ出力レベルが得られるまで再生ボタンを調整してください。

再生バランスの調整が終わると、音声データのセグメントを録音し再生して、録音バランスが正しいかどうかを確かめることができます。


注 -

モニタ機能をサポートしているシステムでは、録音バランスはモニタ出力に影響を与えません。録音バランスの実際の変更を確認するには、サンプルの音声を録音して再生してみる必要があります。


モニタ音量

このスライダは、出力ポートから出力されるオーディオ入力信号の音量を制御します (モニタ音量レベルは 0 から 100 までの数値を入力しても指定できます)。これは、CD プレーヤまたはテープデッキなどのオーディオ源が選択した入力ジャックに接続されている場合に便利です。モニタ音量を調整することにより、データを録音しないでオーディオ入力を聞くことができます。

自動調整ボタン

このボタンは最適な録音レベルを自動的に設定するものです。これは録音セッションを始める前とかマイクロフォンを移動したときとか、また入力ソースを変更したときなどに便利です。

「自動調整 (Auto-Adjust)」の上でセレクトボタンをクリックすると、入力音声データの走査を開始し、その音量を決定します。入力信号の現在のレベルがチェックされ、必要なら微調整をして録音レベルを設定します。信号が見つからない場合、録音レベルは最大値に設定され、それから最適レベルに到達するまで自動的に下方調整されます。LED に似た入力レベルメータが音量レベルを表示します。自動調整の操作中、データは録音されません。自動調整は、満足のゆくレベルが 3 秒から 5 秒保持されるまで続きます。

音声レベルを調整するには、普通の声でマイクロフォンに話してください。自動調整が終わるまでずっと (たとえば数を数える) 話し続けてください。入力信号がレベルメータに表れないときはマイクロフォンの電源スイッチを確認するか、マイクロフォンの電池を交換してください。

CD プレイヤやテープデッキなどの入力ソースを直接マイクロフォンジャックに接続する場合などにも、自動調整操作をして最適な録音レベルを設定してください。最適な結果を得るには、オーディオソースの一番音の大きい部分を再生してください。音量レベルを設定している間 (録音しているときも)、「モニタ音量 (Monitor Volume)」を使ってソースを聴くことができます。


注 -

市販のマイクロフォンで満足できる信号レベルを得られない場合、マイクロフォンにさらに近づいて話すか、またはマイクロフォンプリアンプを必要とすることがあります。