OpenWindows ユーザーズガイド

ワークステーション間でのカレンダの共用

ユーザがワークステーション間を移動し、しかもユーザの実際のカレンダには常にアクセスしたい場合、各ワークステーションでカレンダマネージャを実行していなければなりません。複数のワークステーションからユーザのカレンダにアクセスするには、下記の手順を実行します。

  1. ユーザの一次ワークステーションで、リモートワークステーションにあるユーザのカレンダに完全なアクセスリストのパーミッションを与えます。

    たとえば、ユーザ Egret には、work という名前のワークステーションに実際のカレンダがあり、sea および ocean という名前のリモートワークステーションにアカウントとカレンダがあると想定します。このユーザは egret@seaegret@ocean を自分のカレンダアクセスリストに追加し、これらのユーザにブラウズ、挿入、および削除の完全なパーミッションを与えます。方法については、第 5 章「カレンダマネージャ」を参照してください。

  2. リモートワークステーションにログインしたとき、自分の実際のカレンダを表示します。

    完全なアクセスパーミッションがあるため、すべてのアポイントメントの読み出しや、アポイントメントの変更などが可能になります。

    前の例で、Egret が sea または ocean にログインすると、カレンダ egret@work を表示して、自分の実際のカレンダにアクセスできます。


    注 -

    リモートディスクから /usr/spool/calendar ディレクトリをマウントしないでください。これを行った場合、カレンダデータが失われることがあります。