ユーザがワークステーション間を移動し、しかもユーザの実際のカレンダには常にアクセスしたい場合、各ワークステーションでカレンダマネージャを実行していなければなりません。複数のワークステーションからユーザのカレンダにアクセスするには、下記の手順を実行します。
ユーザの一次ワークステーションで、リモートワークステーションにあるユーザのカレンダに完全なアクセスリストのパーミッションを与えます。
たとえば、ユーザ Egret には、work という名前のワークステーションに実際のカレンダがあり、sea および ocean という名前のリモートワークステーションにアカウントとカレンダがあると想定します。このユーザは egret@sea と egret@ocean を自分のカレンダアクセスリストに追加し、これらのユーザにブラウズ、挿入、および削除の完全なパーミッションを与えます。方法については、第 5 章「カレンダマネージャ」を参照してください。
リモートワークステーションにログインしたとき、自分の実際のカレンダを表示します。
完全なアクセスパーミッションがあるため、すべてのアポイントメントの読み出しや、アポイントメントの変更などが可能になります。
前の例で、Egret が sea または ocean にログインすると、カレンダ egret@work を表示して、自分の実際のカレンダにアクセスできます。
リモートディスクから /usr/spool/calendar ディレクトリをマウントしないでください。これを行った場合、カレンダデータが失われることがあります。