OpenWindows ユーザーズガイド

ウィンドウが入力を受け付けない

ポインタを (テキストエディタやメールツールの作成サブウィンドウなどの) テキストウィンドウ内に置き、入力を開始しても、入力したテキストがウィンドウに表示されない場合、そのウィンドウはおそらく有効ではないので、ウィンドウ内でセレクトボタンをクリックして有効にしなければなりません。

なお、テキストウィンドウ内の挿入ポイントは、そのウィンドウが有効か無効かによって、見掛け上変化します。挿入ポイントが有効である場合、三角形のように表示されます。無効である場合、うす暗いダイヤモンドのように表示されます。有効な挿入ポイントと無効な挿入ポイントを図 A-4 に示します。

図 A-4 有効な挿入ポイントと無効な挿入ポイント

ワークスペースのプロパティを変更して、ユーザがそこへポインタを移動したときに、ウィンドウの入力領域が自動的に有効になるようにできます。これにより、ウィンドウ内でセレクトボタンをクリックするステップを回避できます。これはベースウィンドウ (つまり、アプリケーションのメインウィンドウ) で有効です。しかし場合によっては、メールツールの作成サブウィンドウのように、起動するためには必ずウィンドウ内でセレクトボタンをクリックしなければならないものもあります。詳細については、第 17 章「Solaris 環境のカスタマイズ」を参照してください。