OpenWindows ユーザーズガイド

ヒストリのサブメニュー

コマンドツールの「ヒストリ」は表示されるすべての文字のログです。このログにアクセスするには、スクロールバーでターミナルペインをスクロールさせるか、またはログをファイルに保存します。この機能は、たとえば、複雑な順序の操作を行なった後に、その機能を問題発生時の対処やデバッギング用に保存したり、メールメッセージの一部として送信したりする場合に便利です。ヒストリのサブメニューには、ヒストリログを修正するオプションが付いています。

「モード」設定は、ヒストリログがコマンドツール内で編集可能か、読み出し専用かを決定します。モードを読み出し専用に設定したときは、偶発的な変更から保護するためにさらにログをファイルに保存し、次節で説明するファイルエディタのオプションを使ってそのファイルを編集することができます。モードが編集可能のときは、ターミナルペインの任意の位置でテキストを編集し、ターミナルペインポップアップメニューの編集項目を使うことができます。編集機能の詳細については、第 3 章「テキストエディタ」を参照してください。

    現在のヒストリログをファイルに保存するには、「ログを新規ファイルに保存」を使います。

    このオプションを選択すると、「テキスト:保存」ポップアップウィンドウが表示されます。ファイルの保存に関する詳細については、第 1 章「Solaris ユーザ環境の紹介」を参照してください。

    この新しいファイルは、その他すべてのテキストファイルと同様に扱うことができます。このファイルは、編集して再び保存したり、それをファイルマネージャからメールツール作成またはテキストエディタウィンドウにドラッグ&ドロップすることができます。

    「ログをクリア」オプションは、現在のヒストリログをクリアするのに使います。

    このオプションを使うと、コマンドツールアプリケーションを再起動したかのようにコマンドツールのヒストリログがリセットされます (このオプションを使っても、 UNIXの history コマンドの出力は変更されません)。