dlbin で読み込む FCode プログラムまたはバイナリプログラムは、Client プログラムヘッダーファイルでなければなりません。dlbin は、それらのファイルを Client プログラムヘッダーで示されるエントリポイントに読み込みます。バイナリファイルを 4000 (16 進数) にリンクします。最新バージョンの FCode トークン生成プログラムは、エントリポイントを 4000 として Client プログラムヘッダーファイルを作成します。
シリアルラインを通してファイルを読み込むには、要求に応じてファイルを転送できるマシン (つまり「サーバー」) にテストシステムのシリアルポート ttya を接続します。サーバーの端末エミュレータを起動し、その端末エミュレータを使用して dlbin を使用するファイルをダウンロードします。
次の例では、Solaris の端末エミュレータ tip を使用するものとします。(この手順についての詳細は、付録 A 「TIP 接続の設定」を参照してください。)
テストシステムの ok プロンプトで、次のように入力します。
ok dlbin |
サーバーの tip ウィンドウで次のように入力します。
‾c |
これによりコマンド行を表示します。このコマンド行を使用してサーバーに UNIX コマンドを発行できます。
C は大文字で入力する必要があります。
tip は、‾ がコマンド行上の最初の文字の場合、この文字を tip コマンドとして認識します。tip が ‾C を認識できなかった場合は、tip ウィンドウに Enter を入力し、もう一度 ‾C を入力します。
"local command" プロンプトで、cat を使用してファイルを転送します。
‾C (local command) cat filename (Away two seconds) |
ダウンロードが終了すると、tip が (Away n seconds) の形式のメッセージを表示し、テストシステム側の画面に再び ok プロンプトが現れます。
FCode プログラムを実行するには、次のように入力します。
ok 4000 1 byte-load |
ダウンロードしたプログラムを実行するには、次のように入力します。
ok go |