OpenBoot 2.x の手引き

メモリー割り当てコマンド

表 1-24 メモリー割り当てコマンド

alloc-mem

( size -- virt ) 

使用可能なメモリーを size バイト分割り当てます。仮想アドレスを返します。free-mem で割り当てを取り消します。

cacheable

( space -- cache-space ) 

次のアドレス割り当てがキャッシュ可能になるように、アドレス空間を変更します。 

free-mem

( virt size -- ) 

alloc-mem で割り当てられていたメモリーを開放します。

free-virtual

( virt size -- ) 

memmap で作成されていた割り当てを取り消します。

map?

( virt -- ) 

仮想アドレスのメモリー割り当て情報を表示します。 

memmap

( phys space size -- virt ) 

物理アドレスの領域を割り当てます。割り当てた仮想アドレスを返します。free-virtual で割り当てを解除します。

obio

( -- space ) 

割り当てるデバイスアドレス空間を指定します。 

obmem

( -- space ) 

割り当てるボード上のメモリーアドレス空間を指定します。 

pgmap!

( pmentry virt -- ) 

仮想アドレスに対する新しいページ割り当てエントリを返します。 

pgmap?

( virt -- ) 

仮想アドレスに対応するページ割り当てエントリ (復号化された英語) を表示します。 

pgmap@

( virt -- pmentry ) 

仮想アドレスに対応するページ割り当てエントリを返します。 

pagesize

( -- size ) 

ページサイズを返します。(通常 4 K) 

sbus

( -- space ) 

割り当てる SBus のアドレス空間を指定します。