OpenBoot 2.x コマンド・リファレンスマニュアル

システムが誤ったデバイスから起動される

障害: システムが、ディスクから起動されることになっているが、ネットワークから起動される。

この問題の考えられる原因は次の 2 つです。

Stop-A を使用して起動処理を中断してください。ok プロンプトで次のコマンドを入力します。


ok setenv diag-switch? false 
ok boot 

システムはこれでディスクから起動を開始します。

Stop-A を使用して起動処理を中断してください。ok プロンプトで次のコマンドを入力します。


ok setenv boot-device disk 
ok boot 

上記のコマンドは、デバイス別名リストに disk (ターゲット 3)として定義されているディスクからシステムを起動させるので注意してください。disk1 (ターゲット 1)、disk2 (ターゲット 2)、または disk3 (ターゲット 3) から起動する場合は、boot-device を適切に設定します。

障害: システムがネットワークからでなくディスクから起動する。

Stop-A を使用して起動処理を中断してください。ok プロンプトで次のコマンドを入力します。


ok setenv boot-device net 
ok boot 

障害: システムが誤ったディスクから起動する。(たとえば、システムにディスクが複数あって、システムを disk2 から起動したいのに、disk1 から起動する。)

Stop-A を使用して起動処理を中断してください。ok プロンプトで次のコマンドを入力します。


ok setenv boot-device disk2 
ok boot