次の各節では、vi の起動方法、ファイルへのテキストの入力方法、ファイルの保存 (書き込み) 方法、vi の終了方法について説明します。また、この章の練習用ファイルも作成します。
この例では、vi を起動して paint というファイルを編集します。
$ vi paint |
ファイル paint がすでに存在する場合、vi は既存のファイルを開きます。存在しない場合は、paint ファイルが作成されます。この例では、paint を新規のファイルとします。次のような vi の編集画面が表示されます。
カーソルは、画面の左上隅に表示されます。未入力の空白行は、チルド (‾) によって示されます。
vi は、ファイル名を指定せず vi と入力するだけでも起動できます。その場合は、vi を終了するときにファイル名を指定できます。
画面の最終行は状態表示行と呼ばれ、ここにはファイル名、ファイルの行数と文字数が表示されます。この例のように新しいファイルを作成した場合は、状態表示行に新規ファイルである旨 ([new file]) が表示されます。