システムの構成に使われる初期設定ファイルは、システムのインストール時にシステム管理者がデフォルトシェルとして指定したシェルの種類によって異なります。SunOS のデフォルトシェルは Bourne シェルですが、C シェルや Korn シェルも利用できます。これらのシェルには、独自の初期設定ファイル (1 つ以上) があります。
ログインシェルとも呼ばれるデフォルトシェルの種類が不明な場合は、次の手順を実行します。
echo $SHELL
と入力します。
$ echo $SHELL /bin/sh |
上記のコマンドの出力結果によって次のように判定します。
/bin/sh - Bourne シェル
/bin/csh - C シェル
/bin/ksh - Korn シェル
最初にシステムにログインすると、使っているシェルの種類にかかわらず、通常はシステムプロファイルの /etc/profile ファイルが実行されます。このファイルの所有者は通常はシステム管理者であり、その他のユーザは読み取りだけ許可されています (書き込みはできません)。
システムプロファイルの実行が完了すると、次にユーザプロファイルが実行されます。ユーザプロファイルは、各ユーザ独自の動作環境を定義する 1 つ以上の初期設定ファイルです。たとえば、OpenWindows 環境では、シェルツールやコマンドツールのウィンドウを新たに起動するたびに、これらのファイルがチェックされます。
デフォルトシェルとして設定されているシェルの種類によって、ユーザプロファイルは次のどちらかになります。