OpenWindows ユーザーズガイド (上級編)

快適な画面距離の確保

画面上でひとつひとつのピクセルが見分けられる場合、座っている位置から画面までの距離が近すぎます。視覚的認識能力、特に読み取り能力は、ドットではなく形状の認識に基づいています。「V」という文字を見たとき、ある角度で交わる 2 本の直線として認識するのであり、2 つのギザギザのある垂線またはドットの集合体として認識するのではありません。

画面を見るときのストレスを最小限に抑えるには、画面上にあるひとつひとつのピクセルが見えない程度まで、画面から十分な距離をおいて作業をします。十分な距離とは、普通、腕を伸ばしたときの距離をいいます。ワークステーションに座った状態で、腕を伸ばしてください。指先が画面のフェースプレートに触れるようにします。画面からの距離を腕の長さにすることで、長時間近くから画面を見つめて起こるストレスを最小限に抑えることができます。

ピクセルが混ざり合い形状として識別できる十分な距離をおいても、文字がうまく判読できない場合は、画面表示に大きなフォントを使うことを検討してください。