Solstice Enterprise Agents 1.0 ユーザーズガイド

エージェントリソース構成ファイル

エージェントリソース構成ファイルは、マスターエージェントによってのみ使用されます。マスターエージェントが実行状態になった直後に、このファイルが読み込まれます。 このファイルには、マスターエージェントが管理するすべてのエージェントについての情報が保存されます。この構成ファイル内の各エントリには、サブエージェントの起動方法も指定されています。サブエージェントに構成ファイルがなくても、そのサブエージェントが動作可能になると、動的にマスターエージェントに登録されます。サブエージェントの動的な呼び出しと登録の詳細は、「サブエージェントについて」を参照してください。

エージェントに対してマスターエージェントによる呼び出しと静的な登録が選択されていると、そのエージェントは独自のリソース構成ファイルを持つことができます。このファイルには、サブエージェントの呼び出しに関する情報に加えて、サブエージェントに関連付けられている登録ファイルについての情報が含まれています。エージェント登録ファイルについては、「エージェント登録ファイル」を参照してください。

リソース構成ファイルの記述例を次に示します。

<ResourceFile> : Resource | Environment Resource
<Resource> : "resource" "=" "{" ResourceList "}"
<ResourceList> : /*empty*/ | ResourceList ResourceItem
<ResourceItem> : "{" StringList "}"
<Environment> : "environment" "=" "{" EnvironmentList "}"
<EnvironmentList> : /*empty*/ | EnvironmentList
EnvironmentListItem
<EnvironmentListItem> : EnvironmentToken "=" Number
<EnvironmentToken> : "poll-interval" | "Max-agent-time-out"
<Number> : Integer
<StringList>: StringItem | StringList StringItem
<StringItem> : StringToken "=" QuotedString
<StringToken> : "registration_file" |"policy" | "command"
|'type"|"user"
<QuotedString> : """ AlphanumericString """

snmpdx.rsrc ファイルと mibiisa.rsrc ファイルの例を次に示します。

構成ファイルで使う変数は、例のように記述します。コメント行は、# の文字で始めます。

snmpdx.rsrc
environment =
{
poll-interval = 5 # This is in seconds
max-agent-time_out = 10000000 # This is microseconds
}

mibiisa.rsrc
resource =
{
{
registration_file = /etc/snmp/conf/mibiisa.reg
security = "/etc/snmp/conf/snmpd.conf
type = "legacy"
policy = "spawn"
command = "/usr/lib/bin/mibiisa -p $PORT"
}
}

environment グループ

environment グループは、マスターエージェントのふるまいを制御します。このグループには、次の 2 つの変数が含まれます。

resource グループ

resource グループの変数は、サブエージェントにだけ関係します。前述の例の構成ファイルには、2 つのエントリが含まれています。各エントリはそれぞれのサブエージェントに対応しています。エントリには、値の指定された次の変数を記述できます。