この用語集では、Solstice Enterprise Agents のマニュアルの中で使われている専門用語、または Solstice 環境で固有の意味を持つ用語について簡単に説明します。
アプリケーションプログラミングインタフェース。API は、製品の機能にアクセスしたり、その機能を使用してアプリケーションを開発するためのソフトウェアルーチンの集合。
Address Resolution Protocol (アドレス解決プロトコル)。インターネットアドレスに対応するネットワークハードウェアのアドレスを見つけるためのプロシージャ (RFC 826)。
Abstract Syntax Notation One。ネットワーク管理プロトコルで解釈される仕様のひとつで、機器上で動作するエージェントとマネージャとの間の通信情報を、ネットワークに依存しない様式で符号化するために利用される。
Component Interface (コンポーネントインタフェース)。管理情報へのアクセスを記述することにより、その構成要素が管理可能となる。
分散型コンピューティング環境。DCE は、OSF (Open System Foundation) によって提供されている。DCE によってクライアントサーバーアーキテクチャに基づいたアプリケーションの開発が可能となる。
デスクトップ管理インタフェース。デスクトップ管理インタフェースは、システム内に存在する管理アプリケーションと構成要素とを仲介するインタフェースとサービスプロバイダの集まりである。DMI は、特定のオペレーティングシステムまたは管理プロセスと結び付きを持たない独立型インタフェース。
Data Management Task Force (データマネジメントタスクフォース)。デスクトップマネジメントタスクフォースは、Digital Equipment Corporaton、Hewlett-Packard、IBM、Intel、Microsoft、Novell、Sun、SynOptics の 8 社が共同して 1992 年 5 月に設立された。
Internet Engineering Task Force (インターネット特別技術調査委員会)。MIB、SNMP のソース。
TCP/IP を基盤とするインターネットの接続点を表すために使用される 32 ビットの符号。
International Standard Organization (国際標準化機構)。技術的に幅広い領域に渡り、国際的な取り決めに従って規格の開発を行なっている。
ネットワーク内の被管理オブジェクトを記述するために使用されるデータのフォームについての記述の集合。データそのものとは区別される。
Management Information Base (管理情報ベース)。ネットワーク内部の資源に関する情報を分類するためのもので、階層構造を持つ。業界の合意に基づき、個々の製造業者毎にツリー構造上の特定の位置が割り当てられ、そこに製造した装置に特有な記述を付加することができる。
管理されているオブジェクトの集まり。
Network Management Forum。OSI 技術を使用した相互運用が可能なネットワーク管理の普及を目的とした、ネットワーク機器とソフトウェアのベンダーや開発者の共同組織。
オブジェクト識別子。グローバルオブジェクト登録ツリー内でオブジェクトの位置を識別するための数字。たとえば、ios.org.dod.internet.private.enterprise.synoptics.1.3.2 に相当するのは、1.3.6.1.4.1.45.1.3.2 で、Synoptics3000 コンセントレータとして識別される。Cisco ルータには cisco のように、オブジェクト識別子に MIB の名前を付けることもできる。[S] CMIP では、相対的識別名 (RDN) の組の片方を利用して、「MIT」内のオブジェクトの位置を識別する。[C] Object IDentifer は、標準的ツリー構造の記述を参照して、オブジェクトのクラスを記述するシステムで使用される。ツリーの各ノードには、オブジェクトの識別子が連続した数字になるように数字が割り当てられる。インターネットでは、識別子は、0.128.45.12 のようにドットで区切られた数字文字列として表現して使用される。OSI と Solstice EM では、{ 0 128 45 12 } のように数字を空白で区切り、数字の並び全体を中括弧で囲む。
サブツリーに含まれている OID の範囲。たとえば、サブツリー 1.2.3 の場合、該当する範囲は 1.2.3 以降となるが、1.2.4 以降は含まれない。
オープンネットワークコンピューティング / 遠隔手続き呼び出し。
Open System Foundation。1988 年に設立。Hewlett-Packard、IBM、および DEC を含む UNIX のコンソーシアム。DME のスポンサーでもある。
Open Systems Interconnection (開放型システム相互接続)。国際標準化機構 (ISO) によって採択されたネットワーク管理規則の総称。いろいろなメーカーや技術に基づいて製造されたコンピュータの間で通信を容易にするための国際的な取り決め。ISO がこの策定にあたった。
OSI Network Management Formun。SNMP、PING、および CMIP プロトコルの定義および規格を策定し、公布するために設立された OSI グループ。
Request for Comment。TCP/IP ベースのインターネットコミュニティ内でのプロトコルを公式なものとするために記述される一連の文書は RFC とみなされる。文書公開前に正式に標準化されるプロセスの最終段階。RFC は、インターネット特別技術調査委員会 (IETF) によって発行される。
Service Access Point (サービスアクセスポイント)。サービスユーザーとそのサービスを提供する層の実体 (エンティティ) との接触点で、そこから個々のユーザーに対して層からサービスが提供される。
Structure of Management Information (管理情報構造体)。
SunNet Manager。サブエージェントを Site/SunNet/Domain Manager (SNM) に対してエクスポートする場合、SNM スキーマファイルが必要となる。
Simple Network Management Protocol (簡易ネットワーク管理プロトコル)。ネットワークマネージャと種々の被管理オブジェクト内部で動作している「エージェント」との間で情報を交換するためのプロトコル。エージェントは要求に応じてオブジェクトの状態を報告することができる。このプロトコルは、簡易な暫定的解法として導入されたものだが、現在ではインターネット環境で広範囲に渡って利用されている。コネクションレス型のプロトコルのため、ネットワークのパフォーマンスが低下してコネクション指向の高信頼型トランスポートがうまく動作しないような状態になっても被管理オブジェクトからの情報を途絶えることなく受信することができる。
Simple Network Management Protocol のためのデーモン。
Transmission Control Protocol/Internet Protocol。インターネットのプロトコル集は共通のフレームワークに関連したプロトコルを集めたものであったり、典型的には、大規模な通信基盤上で他の開放型 (非独占的な) システムとの間でどのようにコンピュータ間の相互通信を行うのかを定めた規約集であったりする。
Universal Datagram Protocol。コネクションレスなプロトコルで、SNMP はこの上に実装される。
イベントとは、構成要素からサービスプロバイダに対して送り付けられる要求外通知情報 (unsolicited information) から成り、環境の異常で重大な事件や事故の情報を詳細に伝える。イベントが引き金となって、サービスプロバイダは管理アプリケーションに対してインジケーションが送信される。エラーが発生したり、新しいバージョンのソフトウェアをインストールした時に、イベントが送信されることがある。構成要素の製造元が、その製品に関連するイベントと、どの情報がそのイベントとして送信されるのかを定義している。
インジケーションとは、イベントがサービスプロバイダによって受け取られたり、構成要素が MIF データベースにインストールされたりそこから削除された場合に、サービスプロバイダから管理アプリケーションに送られる情報のこと。イベントが原因となるインジケーションの場合、イベントやイベントを送る構成要素についての情報が収められている。
C++ では、クラスのメンバシップによって記述された構造を持つデータのこと。データへのアクセス方法は、クラスで定義されているメンバー関数だけが提供できる。管理されているオブジェクトの場合は、管理されているオブジェクトの特定の筐体や実体のことを指す。たとえば、ルータは 1 つのオブジェクトとみなされ、ある特定のルータはそのクラスのインスタンスである。
インストルメンテーションとは、MIF データベース内の属性に対する値を提供するプログラムの総称。インストルメンテーションは、実行時プログラムによる方法と、インタフェースを直接利用する方法の 2 種類で提供される。実行時プログラムとは、サービスプロバイダによって実行されるプログラムである。このプログラムによって、管理アプリケーションからアクションが要求されたときの値を検索したり、設定したりする。インタフェースを直接利用する方法では、常に稼動状態で、しかもサービスプロバイダにリンクされているプログラムを使うことによって、該当する値を提供する。
相互に接続されたネットワークをひとまとまりとした巨大な集合体で、最初は米国内のネットワークで、インターネットプロトコルが動作した。「インターネット」という用語は通常 TCP/IP インターネットワークの集合体のことを指す。
ネットワーク管理エージェント (Network Management Agent) とも呼ぶ。ネットワーク上で管理されている資源に常駐するモジュール。資源の状態を報告したり、資源に対する問い合わせに応答したりできる。規約文書 X.701 | ISO/IEC 10040 で記述される。一般的には、管理されているオブジェクトで動作するソフトウェアであり、そのオブジェクトに関する現在の情報を使って管理アプリケーションに応答やレポートを行う。
ソフトウェア開発キット (Software Development Kit) は、エージェント / サブエージェントライブラリ、MIB コンパイラ、サブエージェントのサンプルなど多数のユーティリティツールを提供する。
システム、構成要素、およびアプリケーションのこと。
(子) オブジェクトを含むクラスのインスタンス。[C]
管理可能な製品についての情報をデスクトップシステムで検索したり変更したりするためのプログラム。管理アプリケーションは、マネジメントインタフェース (MI) を介してサービスプロバイダと対話する。リモートネットワーク監視ツールとローカルコントロールパネルは、管理アプリケーションになる。
ネットワーク管理システムが動作しているネットワークノードから情報を要求したり、ネットワークノードの情報を設定したりするシステム。
キー属性は、特定のグループ内に属性の集まりの 1 つ以上のインスタンスがあるときに、属性のテーブル内の特定の行を検索するために使用される属性である。たとえば、コンピュータシステムには、通常、1 つ以上のシリアルポートが用意されているが、このシリアルポートを記述する際は、システムの MIF ファイル内のシリアルポートグループをテーブルとして設定し、そのテーブルの 1 つの行に特定のシリアルポートの特性を記述する。この情報にアクセスするときは、I/O アドレスなどの 1 つ以上の属性をキーとして指定する。特定のシリアルポートを検索する場合は、管理アプリケーションは、該当する I/O アドレスを含む行を要求する。
当該オブジェクトと共通の親クラスから派生しているオブジェクト。[C]
DMTF によって提唱され認可された MIF グループ。すべての、またはほとんどの管理可能な製品に適用可能な共通の属性を示すもの。たとえば、現場で交換可能なユニット (FRU) や使用中の状態等がこの共通グループに含まれる。
オブジェクトの集まりを形式的に言い表したもの。OSI では、類似した「属性」と「ふるまい」を持つオブジェクトをクラスに分類する。C++ では、クラスの「インスタンス」と呼ばれるデータ構造の集合の管理規則と「メソッド」 (「メンバー関数」とも呼ばれる) で記述される。
実際のクラスを規定できるように、属性の値を収集してあるインスタンス。たとえば、クラスにルーターへのポート情報が含まれている場合、ルーターのボードと特定のポートに対するポート番号を指定することによってインスタンスを 1 つ規定することができる。クラスを規定するために利用される情報は「インスタンス識別子」と呼ばれる。関連する用語には、インスタンス文字列、相対式別名(Relative Distinguished Name : RDN)、インデックス、名前付きオブジェクトなどがある。
グループとは、ある所定の構成要素に関連する属性の集合のこと。DMTF グループは、構成要素レベルだけでなくグループレベルでも標準化した MIF を持つ。
2 つのネットワークを連結し、一方から他方へパケットを配送するコンピュータ。ゲートウェイは複数のネットワークインタフェースを持つ。
クラスのインスタンスに含まれる従属オブジェクト。そのクラスオブジェクトのすぐ下位に存在する。[C]
被管理マシンのさまざまな状態要素を複合的に分析した結果に基づいて生成されるイベント。
ハードウェアやソフトウェアの区別なく、デスクトップシステムやサーバーの一部分として、あるいはそれに接続または付加されて使用される製品を指す。たとえば、モデム、プリンタ、ネットワークインタフェースカード、表計算プログラム、オペレーティングシステムなど、すべて構成要素とみなすことができる。
管理情報へアクセスすることができ、システム内部のさまざまなアプリケーションや構成要素に対する管理機能を提供するプロセス。サブエージェントは SNMP を使用してマスターエージェントと通信する。サブエージェントは、管理アプリケーションと直接通信することはない 。
単一の OID によって表現されるものをいい、MIB 全体、フルインスタンス、または MIB 定義で名前が付けられたサブツリーである場合もある。
インターネットの世界で使用されるときには、ネットワークのある論理的な区画のことを指す。 OSI の世界では意味的にもう少し制限されており、同一の物理的媒体に接続されているネットワークの一部分を指す。
32 ビットの数値で、IP アドレス内の物理的ネットワークを識別する部分を示すために使用される。
いろいろなイベントの重要度を選択するためにフィルタ処理で利用されるビットマスク。
あるサブエージェントによってすでに登録されているサブツリーや、サブツリーを含むサブツリーを、別のエージェントが登録しようとすること。
ある時点における被管理オブジェクトに対する「要求」に関する記述。どの時点でも、要求は、その被管理オブジェクトを反映して要求中に定義されている状態にあるか、もしくは状態間を遷移中であったりする。状態をある容器のようなものとみなし、その中に他の状態への遷移に関する情報が置かれていると考えることもできる。ある状態にある間、その状態に応じたポーリング率に応じた間隔に従って、要求が繰り返され、その状態から別の状態への遷移を引き起こす状態にあるかどうかを調べる。
ポーリング率のほかに、状態ごとに「シビリティ (重要度)」いうものが関連付けられている。シビリティには名前が付けられ、記述を持っている。どの任意の 2 つの状態の間にも、(一方通行もしくは双方向の) 1 つの遷移がある。その遷移ごとに潜在的に多数の状態が関連付けられている。
グラウンド (または初期) 状態と呼ばれる必須の状態が存在する。この状態として要求されているのは、シビリティが「normal (正常)」でなければならないということだけである。ほかの状態については、ユーザーの選択したものが使用される。
複数のシステムが、ユーザーの要求に応じて、公に知られている環境中で特定の機能を利用して通信することができる能力のこと。
MIF の構築単位。管理可能な製品または構成要素の特性のひとつひとつを属性として記述する。たとえば、プロセッサチップのクロックスピードは、そのチップの属性のひとつである。関連する属性の集合で、MIF グループが構成される。
マスターエージェントから 1 つ以上のサブエージェントに管理要求を送ること。ディスパッチは、登録されたサブツリーを示すマスターエージェントの現在のビューと、明示的に定義されたアルゴリズムに従って行われる。
特定のグループに対して 1 組以上の属性がある場合に属性テーブルが使用される。たとえば、コンピュータシステムには、通常、1 つ以上のシリアルポートが用意されているが、これらのシリアルポートを表現するためには、システムの MIF ファイル内のシリアルポートグループをテーブルとして設定し、そのテーブルの 1 つの行に特定のシリアルポートの特性を記述することになる。
オブジェクトクラスのインスタンスに対する属性値の集合を示す SNMP 用語。行で属性を表現し、そのカラムでクラスインスタンスを表現する。
MIB の「サブツリー」をこれ以降管理することを、サブエージェントがマスターエージェントに通知すること。
特定の製品ベンダーに固有の属性のグループ。DMTF によって提唱されたもので、標準化されたものではない。ベンダーはこのグループを利用することによって、自社製品の差別化を計ったり、競争上の優位性を宣伝することができる。
インターネット用語では、ポーリングに応じてではなく自発的に、エージェントが管理 MIS に問題を通知すること。SNMP では、形式的には、7 種類のトラップが定義されている。サブタイプを定義することもできる。OMNIPoint 1 では、「トラップ」よりも「イベントレポート」という用語を使用する。
管理 MIS の詳細情報要求時に、エージェントがポーリングに続いて単一のトラップインジケーションを報告する場合に使用する混成型の障害報告。管理 MIS がさらに情報を要求するとき、ポーリングによって追跡されるエージェントによって 1 つのトラップが開始される場合の、障害を報告するハイブリッドフォーム。
あるサブエージェントによってすでに登録されているサブツリーとまったく同じサブツリーを、別のエージェントが登録しようとすること。
ネットワーク管理情報をネットワーク管理ステーションと交換するネットワーク管理プロトコル (プログラム) を実装したもの。
管理情報を送るために使用されるプロトコル。
ネットワーク資源、または資源の集合を表す表現。一般に、被管理オブジェクトとは、それが表す資源から選択された属性を表す抽象概念である。被管理オブジェクトは MIS 内に存在し、ほかのところにある資源を表す。被管理オブジェクトは、次のような情報で特徴付けられる。
属性 - オブジェクトの境界を明示
管理操作 - 被管理オブジェクトに対して適用されるもの
ふるまい - 管理操作に対する応答
通知 - 管理オブジェクトで発行するもの
MIB や MIT のエントリは被管理ネットワークのノードやリンクの様相を表現するもので、Solstice EM サービスを利用してそのエントリに値を設定することもある。MIS はオブジェクトに対してポーリングを行なったり、現在のオブジェクトインスタンスに対する属性値を表示したり変更したりすることによって、オブジェクトの管理を行う。
被管理オブジェクトの集合を形式的に表現したもの。被管理オブジェクトとは、管理されている資源を表すデータの集合のこと。ITU 勧告 C.701 | ISO/IEC 10040 で定義されている。
Solstice EM MIT に入力されているオブジェクトクラスを持つネットワーク上のネットワークコンピュータ、ルーター、ハブ、その他の装置、およびその上で動作するネットワークエージェント。
DMI 対応にするために、 MIF ファイルに登録する必要のある属性のグループ。現時点では、被要求グループは、ComponentID グループだけである。これは MIF ファイルではグループ 1 になっていなければならない。
MIF グループの 1 つで DMTF によって提唱され、認可されている。プリンタやネットワークインタフェースカード等の同種の製品の、ほぼすべてのものに対して適用可能な属性が記述されている。現在、 PC システムに対するものが認可され、ネットワーク情報カードに対するものが提案中であり、プリンタ、サーバー、ソフトウェア、およびモデムに対するものが開発中。
ネットワーク管理コマンドを送るべきオブジェクトを選別するために、属性の集合に対してブール式を使用した試験を行うこと。フィルタ処理を通過することのできたオブジェクトの実体(インスタンス)は管理操作を行う対象となる。CMIS 仕様 (ISO/IEC 9595) で定義されているように、フィルタ処理機能を使用することにより、管理プロトコルの利用により発生するネットワークトラフィックのオーバーヘッドを軽減することができる。このフィルタ機能は、UNIX システムのものと利用の仕方が全く異なる。UNIX システムでは、フィルタはプログラムのひとつで、あるストリームから入力を受け付けて別のストリームに対して処理結果を出力するので、必要に応じて別の処理機能に対してパイプで連結することができる。「NMF (Network Management Fourm)」を参照。
コンピュータが相互に通信するときに使用される規約。プロトコルは、専用言語でもあり、OSI のネットワーク階層のプロシージャでもある。
被管理オブジェクトに対して定期的に送られる MIB または MIT オブジェクトクラスの状態情報要求。Solstice EM Request Designer 経由でネットワークマネージャのポーリング方法を設定することがある。SNMP はポーリング指向で、CMIP はイベント指向の傾向である。
Domain Manager、Enterprise Manager、HP Openview などのマネージャと SNMP プロトコルメッセージを交換する、被管理ノード上のエンティティまたはプロセス。
DMI 2.0 の技術は、マッパーによって統合される。マッパーはサブエージェントとして機能する。マスターエージェントから要求を受信し、それらを適切な DMI 要求に変換する。これらの DNMI 要求は DMI サービスプロバイダに送信される。マッパーは、DMI サービスプロバイダから応答を受信すると、この応答を SNMP 応答に変換し、それをマスターエージェントを介してマネージャに転送する。
経路制御 (ルーティング) とは、パケットを送るための経路を選択するプロセスを指す。ルーターは、そのような選択を行うことが可能なコンピュータのことである。ホストとゲートウェイは両方とも経路制御を行うが、一般的にルーターという用語では、2 つのネットワークを相互に連結する装置のことを指すときに使われる。「ゲートウェイ」を参照。
SNMP に基づく「エージェント」で、すでに製品としてサンや他の企業から出荷されたものを指す。Solstice Enterprise Agents によってレガシー SNMP エージェントを統合することができる。
ある属性に対して指定可能な値の一覧を列挙した型をいい、グローバルに利用される場合も、またローカルでのみ利用されることもある。グローバルな列挙型は名前を持ち、構成要素内の他の属性からも利用されることがある。ローカルな列挙型は名前を持たず、その型を持つ属性のみで利用される。