ToolTalk ユーザーズガイド

パターン引数の属性

ToolTalk のパターン引数には、文字列、バイナリデータ、および整数値があり、受信メッセージと照合をとるのに ToolTalk サービスが使用します。

引数が配置されたパラメタであるのに対して、コンテキストは名前付きのパラメタですので、引数はコンテキストによって異なります。メッセージに設定されているコンテキストの順番で、受信および送信メッセージ内の順番が決まります。つまり、パターンで設定されている引数の順番とタイプに一致します。引数は位置が重要な意味を持つため、受信メッセージの最初の引数ではない引数のマッチングをとりたい場合は、パターンの中間引数としての「ワイルドカード」引数を追加する必要があります。ワイルドカード引数は、「ALL」の vtype で NULL 値を持ちます。

パ*ターン引数を使用して、自分の引数 (整数、バイナリデータ、または ASCII 文字列) のタイプに一致する API 呼び出しを追加します。特に、tt_pattern_iarg_add() の NULL のワイルドカード値を使ってパターン引数を加えることはできないので注意してください。NULL つまり 0 は、有効な整数の引数であるためです。ワイルドカードの引数を加えるには、tt_pattern_arg_add() を使用してください。