ToolTalk ユーザーズガイド

ToolTalk サービスを使用して、他のすべてのツールから自分のデバッグツールを隔離するには、どうすればいいですか

デバッグツールを隔離するには、「プロセスツリーセッション」モードを使用してください。このモードはセッション名を環境変数に設定して、該当する ttsession プロセスを見つけます。このモードを使用するには、次のように実行してください。

  1. トレースモードをオンにして、プロセスツリーセッションを新しく起動します。

    % ttsession -t -c $SHELL
    *
    * ttsession (version 1.3, library 1.3)
    *
    ttsession: starting
    %  

    ttsession が動作を開始して該当する環境変数を設定し、指定されたコマンド ($SHELL) を生成します。この段階では、サブシェルを実行しています。このサブシェルから起動したコマンドはすべて、上記ので起動した ttsession を使用します。この新しい ttsession のセッション ID は、環境変数 TT_SESSION に入っています。

  2. サブシェルの中で次のテストプログラムを実行します。

    % ./my_receiver &
    [1] 4532
    % ./my_sender &
    
    .. and look at the output of the ttsession trace.

  3. テストが完了したら、サブシェルを終了します。

    サブシェルの中で ToolTalk サービスを使用するツールを起動すると、X セッションの ttsession ではなく、プロセスツリーの ttsession が使用されるため未定義となります。