ToolTalk ユーザーズガイド

シグニチャ

「シグニチャ」は、プログラムが受信対象とするメッセージについて記述します。シグニチャは、矢印 (=>) によって 2 つの部分に分けられます。シグニチャの前半部分は、照合する属性値を指定します。シグニチャに指定する属性値の数が増えるほど、シグニチャが一致するメッセージの数は少なくなります。シグニチャの後半部分は、シグニチャの前半部分に一致したメッセージに ToolTalk サービスがコピーする受信側の値を指定します。

ptype のシグニチャは、処置および操作番号 (opnum) の値を持つことができます。ToolTalk サービスは、処置の値 (開始、待ち行列、またはデフォルトの破棄) を使用し、プログラムを実行しているプロセスがない場合に、シグニチャに一致したメッセージに対する処理を決定します。opnum 値は、メッセージの受信側にとって便利です。2 つのシグニチャの操作名が同じで引数が異なる場合は、異なる opnum によって着信メッセージを簡単に識別できます。