ヘルプタグでは、多くの特殊文字と記号を使用できます。適切なエンティティの参照を入力することで、特定の文字を表示できます。
特殊文字エンティティの一部は helpchar.ent ファイルで宣言されています。helpchar.ent ファイルは /usr/dt/dthelp/dthelptag ディレクトリにあります。これらの文字にアクセスするには、特定のエンティティ宣言を自分のボリュームにコピーするか、helpchar.ent ファイル全体を取り込んでください。不要なエンティティ宣言は無視されます。
使用できる文字のリストについては、第 6 章「特殊文字エンティティの概要」を参照してください。
表示したい文字のエンティティ名を定義するには、第 6 章「特殊文字エンティティの概要」を参照してください。また、組み込み特殊文字かどうかに注意してください。
組み込み特殊文字でない場合は、次の 2 行をその他のエンティティ宣言に追加します (entity-name は表示したい文字のエンティティ名です)。
<!entity entity-name FILE "helpchar.ent"> &entity-name; &entity-name;
また、次の行を helptag.opt ファイルに追加します。
search=/usr/dt/dthelp/dthelptag
ヘルプタグに組み込まれている文字の場合は、手順 2 を省略できます。
特殊文字を表示したい場所には、エンティティ参照を入力します。
&entity-name;
著作権の記号 ((c)) のエンティティは組み込み特殊文字なので、次のエンティティを使用するだけで表示できます。
©
大文字のギリシャ文字シグマ (Σ) を表示するには、まず次のように (ヘルプ・ボリュームの最初に他のエンティティ宣言と共に) helpchar.ent ファイルを取り込まなければなりません。
<!entity SpecialCharacterEntities FILE "helpchar.ent"> &SpecialCharacterEntities;
次に、シグマ文字を表示する場所に次のエンティティ参照を入れます。
&Usigma;
他のエンティティと同じく、特殊文字のエンティティ名において大文字と小文字の区別は関係ありません。