共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

ハイパーリンクでの実行別名の使用

実行別名は、<link> 要素を使って参照したり、<p><figure> など、ハイパーリンク・パラメータを持つ要素と共に使用できます。

実行別名を使用して実行リンクを作成するには

    <link>要素を次のように使用します。

       
    <link "DtHelpExecAlias alias_name [default_command]" Execute >text<¥link>  
    DtHelpExecAlias

    リンクが実行別名であると識別するキーワード

    alias_name

    実行別名のリソース指定に別名として定義された名前

    default_command オプション

    オプションで、これを指定すると、実行別名がアプリケーションのアプリケーション・デフォルト・ファイルからまだ読み込まれていない場合に、このコマンドが実行されます。たとえば、ヘルプ・ビューアなどのインフォメーション・ビューアでヘルプ・ボリュームを表示しているときには、アプリケーションのリソースは読み込まれていません。

    text

    ハイパーリンク・テキスト (下線が付けられる) として指定したいヘルプ・テキストの部分です。


注 -

実行しているコマンドがすぐに終了しない場合は、そのコマンドに & (アンド記号) を追加してバックグラウンドで実行してください。そうしないと、ヘルプ・ウィンドウはコマンドが終了するまで動作しません。


次のハイパーリンクは、xclockAlias という実行別名を参照します。別名のリソース定義は、「実行別名」に示します。

このリンクは、xclock プログラムをバックグラウンドで起動します。「Start the Clock」の句がハイパーリンクになります。そのハイパーリンクをクリックすると、別のウィンドウで xclock プログラムが実行されます。プログラムを終了するには、ウィンドウを閉じてください。

<link "DtHelpExecAlias xclockAlias" Execute>Start the Clock<¥link>

次の例は、同じハイパーリンクにオプションのデフォルト・コマンドを指定しています。

<link "DtHelpExecAlias xclockAlias xclock &" Execute>Start the Clock<¥link>