図中に取り込むイメージ・ファイルを識別するために、ファイル・エンティティを宣言します。
<!entity graphic-entity FILE "filename.ext">
エンティティ宣言はすべて、ヘルプ・ボリュームの最初にある、その他のマークアップよりも前にある必要があることを忘れないようにして下さい。
<figure> 要素を次のように使用します。
<figure entity=graphic-entity> caption string <¥figure>
graphic-entity は、表示したいグラフィック・ファイルのエンティティ名です。caption string はオプションの文字列です。タイトルのテキストはグラフィックの上に表示されます。
デフォルトでは図に番号が付きます。その番号は、タイトルの前につきます。番号を付けない図を作成するには、nonumber パラメータを指定してください (下記の「例」を参照してください)。
図をハイパーリンクにしたい場合は、ghyperlink (グラフィック・ハイパーリンク) と glinktype (グラフィック・リンク型) パラメータを次のように使用します。
<figure entity=graphic-entity ghyperlink="id" glinktype=type> caption string <¥figure>
ghyperlink パラメータと glinktype パラメータは、<link> 要素の hyperlink パラメータと type パラメータと同じように動作します。
以下の例では、ヘルプ・ボリュームの最初で次の 2 つのファイル・エンティティを宣言したと想定します。
<!entity FirstPicture FILE "first.tif"> <!entity SecondPicture FILE "second.pm">
次の図は first.tif ファイルのグラフィックを表示し、番号 (デフォルト) とタイトルを表示します。
<figure entity=FirstPicture> Here's the First Picture <¥figure>
次の例は、番号とタイトルを付けずに second.pm ファイルを表示します。
<figure nonumber entity=SecondPicture> <¥figure>
図に ID を付けるには、タイトルがなければなりません。タイトルは、<xref> が図の ID を使用する場合に必要です。その場合、タイトルは <xref> の位置に挿入され、その図のハイパーリンクになります。
次の図は、xclock プログラムを実行する実行ハイパーリンクです。
<figure entity=SecondPicture ghyperlink="xclock &" glinktype=execute> Choose This Figure to Start the Clock <¥figure>