UIL はフォント・リストの作成に使用する 3 つの関数 (FONT 、FONTSET 、FONT_TABLE) を持っています。FONT 関数と FONTSET 関数はフォント・リスト・エントリを作成します。FONT_TABLE 関数はそれらのフォント・リスト・エントリからフォント・リストを作成します。
FONT 関数はフォント指定を含むフォント・リスト・エントリを作成します。引き数は XLFD フォント名を表す文字列です。FONTSET 関数は、フォント・セット指定を含むフォント・リスト・エントリを作成します。引き数は、ベース名フォント・リストを表すカンマで区切られた XLFD フォント名のリストです。
FONT と FONTSET には両方とも、フォント・リスト・エントリのフォント・リスト要素タグを指定するオプションの CHARACTER_SET 宣言パラメータがあります。どちらの場合も、CHARACTER_SET 宣言パラメータが指定されない場合は、UIL が次のようにフォント・リスト要素タグを決定します。
モジュールに CHARACTER_SET 宣言がなく、uil コマンドが -s オプションと共に呼び出されたか、あるいは Uil() 関数が use_setlocale_flag セットで開始された場合、フォント・リスト要素タグは XmFONTLIST_DEFAULT_TAG です。
それ以外の場合、UIL コンパイル環境にフォント・リスト要素タグが設定されている場合は、フォント・リスト要素タグは LANG 環境変数のコード・セット・コンポーネントです。LANG 環境変数が設定されていない、またはコード・セットがない場合は、フォント・リスト要素タグは XmFALLBACK_CHARSET の値です。
FONT_TABLE 関数は、FONT または FONTSET により作成された、カンマで区切られたフォント・リスト・エントリのリストからフォント・リストを作成します。その結果のフォント・リストは、フォント・リスト・リソースの値として使用できます。そのようなリソースの値として単一のフォント・リスト・エントリが提供される場合は、UIL はそのエントリをフォント・リストに変換します。