アプリケーションと、それに付属するツール・バーを設計するときには、次の点に注意してください。
これらの項目をツール・バーに配置することで、アプリケーションの有用性は向上するか
ツール・バーは、いくつもの巨大なメニューを持つアプリケーションの場合のように、一般的な操作へのユーザ・アクセスを改善したり、拡張する場合にのみ使用します。
ツール・バーには、どのような種類の操作が置かれるのか。どのようにグループ化するのか
ツール・バーでは、アクションが自然に分類されていなければなりません。互いに似ていない項目をグループ化すると、希望の項目が見つかりにくく、ユーザが混乱する可能性があります。
項目が多すぎないか
ツール・バーに多くの項目を配置すると、ユーザは希望の項目を捜さなければならず、素早く見つけて使用することができなくなります。アプリケーションのツール・バーを使うときの難易度が高くならないように、ボタンの数は最小限に抑えます。
アイコンは、対応するアクションをはっきりと表しているか
意味不明のアイコンは、ユーザにとって混乱の元です。ピックスマップはできるだけ単純なものにします。すべてのグラフィックが国際的に通用しなければならないことに注意します。[保存] のようなコマンドを表すグラフィックを設計するときは、そのアイコンが、ほとんどのアイコンが表す名詞ではなく、動詞を表さなければならないということに注意します。さもないと、アイコンがユーザにとってますますわかりづらくなります。