共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

ドラッグ読み込みとアタッチメント

ドラッグ読み込みを実行するには 2 つの方法があります。ドラッグ読み込みを直接にサポートするアプリケーションでは、ユーザがファイル・マネージャのアイコンを、そのアプリケーションの開かれたウィンドウにドラッグ&ドロップすれば、そのアイコンが表すファイルが読み込まれます。同じ結果が、アイコンをアクション・アイコン上にドロップしても実現されます。アクションはエディタを起動し、そのアイコンが表すファイルがエディタに読み込まれます。ファイル・マネージャのアイコンをドラッグ読み込みするのは、[ファイル] メニューで [開く] を選択するのと同じです。開かれたファイルは編集、保存ができます。

アタッチメントの場合、ユーザはドラッグ読み込みをサポートするエディタ上やアクション上に、アタッチメントをドラッグ&ドロップできますが、編集の結果はアタッチメントには保存されません。アタッチメントはバッファとして実装されており、読み取り専用のデータとして読み込まれます。

ユーザが読み込んだアタッチメントに変更内容を保存しようとすると、エディタはファイル選択ダイアログ・ボックスを表示し、ユーザに、名前を確認して、ファイル・システム内のファイルの保存場所を選択するように要求します。ファイル選択ダイアログ・ボックスで使用される名前は、アタッチメント名と同じです。エディタ (コマンド行アプリケーション) がファイル選択ダイアログ・ボックスを表示できない場合は、読み込んだファイルが読み込み専用であることを、はっきりと視覚的にユーザに通知しなければなりません。

ユーザがアタッチメントを直接に編集したい場合は、ユーザはアタッチメント・リストの中でアタッチメントを選択し、[アタッチメント] メニューから [開く] を選択するか、アタッチメントをダブルクリックします。これにより、編集し、変更内容を保存できるような形でアタッチメントを開くことができます。

もう 1 つのオプションとして、アタッチメントをドラッグ読み込みし、編集し、新しいファイル名で保存して、古いアタッチメントを新しいアタッチメントに手動で置き換えるという方法があります。