共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

ドロップ領域

ユーザは、ドラッグ項目がいつ有効なドロップ領域の上にあるのかを知る必要があります。このフィードバックは、ドラッグ・アイコンとドロップ領域の 2 つが関連します。ドラッグ・アイコンは、ユーザがドラッグ・アイコンを有効なドロップ領域以外の場所に移動すると、矢印から無効ポインタに変わります。この動作はドラッグオーバ・フィードバックと呼ばれます。デスクトップ上では、無効なドロップ領域と、そもそもドロップ領域でない場所の間には区別がありません。図 3-3 にサンプルの無効ポインタ・ドラッグ・アイコンを示します。

図 3-3 無効ポインタ・ドラッグ・アイコンの例

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ドロップ領域フィードバック・オプション (ドラッグアンダ・フィードバックと呼ばれる) は、有効なドロップ領域を示すものです。このオプションには、サイトの周囲に実線を描く、ドロップ領域の周囲に射影の付いた縁を付けて、表面が出っ張ったり、へこんでいるように見せる、ドロップ領域の上にピックスマップを描画するという方法あります。射影の付いた縁には、ドロップ領域がへこんでいるように見せる効果があります。図 3-4 に、へこんでいる領域の例を示します。デスクトップ上では、ドラッグ・アイコンがドロップ領域の上にあり、それが有効なドロップ領域であることを示すのに、大部分のドロップ領域で、へこんでいる外観を使用します。

図 3-4 フロントパネルのドロップ領域フィードバックの例

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推奨 

dw: 

ドラッグ操作中に、アプリケーションは有効なドロップ領域であることを示すために、ドロップ領域フィードバックを変更する。 

推奨 

dv: 

ドラッグ操作中に、アプリケーションは無効なドロップ領域であることを示すために、現在のドラッグ・カーソルを変更する。アプリケーションは、共通デスクトップ環境の標準の無効ポインタを使用する。 

オプション 

dz: 

アプリケーションが使用するカーソル変更やドラッグオーバ効果は、マウス・ポインタがターゲット領域に達してから 0.2 秒以内に発生し、ドラッグ操作の対話形態には、表面上はまったく影響を与えない。