Solaris 2.3 ソフトウェア開発で使用できる IXI Motif 1.2.2 ツールキットには、標準 OSF/Motif 1.2.2 とは互換性のない機能が含まれています。これらの機能は OSF/Motif 1.2 仕様の一部ではないので、Solaris 2.4 以降のバージョンの Solaris Motif のツールキットには含まれていません。
IXI Motif には、次の標準ではない関数が含まれています。これらの関数を使用していた場合は、アプリケーションコードから削除します。
XmListRecolorItem()
XmListRecolorPos()
XmListSetClientDataPos()
XmListSetClientDatasPos()
IXI Motif と OSF/Motif 1.2.2 では、API は同じですが XmForm ウィジェットの実装は異なります。したがって、IXI Motif とリンクされているアプリケーションは、OSF/Motif とリンクし直したときに XmForm ウィジェット内で動作や画像に些細な違いが生じることがあります。
Solaris Motif ツールキットは、OSF/Motif 1.2.3 の XmForm ウィジェットの実装を使用します。これは IXI Motif の XmForm ウィジェットではなく、OSF/Motif 1.2.2 とバイナリ互換です。
Solaris 7 ソフトウェアは、Motif 2.1 で導入された 5 つの新しい CTL ウィジェットをサポートしています。Solaris 7 のオペレーティング環境で開発された単一のバイナリによって、ヘブライ語、アラビア語、タイ語に標準対応しています。
以下の Motif ウィジェットが新しくサポートされています。
XmNotebook は、全機能ウィジェットで、ノートブックや「タブ」ウィジェットに類似した機能を持っています。
XmContainer は、全機能 GUI アイコンである「ツリー」表示ウィジェットです。
XmSpinBox は、数値テキストフィールドの値の増減を行うユーザコントロールです。
XmScale ウィジェットは新しいバーティカルディスプレイに対応するように変更されています。