XView では、Motif (Xt) では提供されない多数の X11 関数を抽象化して提供しています。XView と同等の機能を Motif に持たせるには、Xlib の関数を直接使用して、これらの関数をコーディングし直さなければなりません。
Motif には、次の XView パッケージに対応するものがありません。
アイコン
サーバ・イメージ
カラーマップ・セグメント (CMS)
カーソル
フルスクリーン
サーバ
フォント
Solaris Motif には、ウィンドウを別の表示に分割する OPEN LOOK のユーザインタフェースと同等の機能がありません。この機能を実装するには、Motif のマネージャウィジェットの 1 つをサブクラスに入れなければなりません。
XView の機能には Motif/Xt の API を使用してコーディングできるものもありますが、これらの API はまったく異なるので、全面的に設計変更してコーディングし直す必要があります。これらの機能は次のとおりです。
XView の API |
Motif/Xt |
---|---|
選択サービス |
Xt 選択 API |
ドロップターゲットパッケージ |
Motif ドラッグ&ドロップ API1 |
通知用インタフェース |
Xt イベント管理 API |
CDE に移植する場合は、CDE のドラッグ&ドロップ API を使用してください。この API は、Motif 1.2 のドラッグ&ドロップ API の拡張機能で簡単に使用できます。