Solaris スマートカードの管理

デバッグ属性

このデバッグ属性を設定すると、ホスト上でスマートカードの動作をデバッグできます。指定によって、Solaris スマートカードは、標準的なデバッグ機能と詳細なトレース機能を提供します。デフォルトでは、ocfserv には次のデバッグ属性が定義されています。


debugging.filename        = /tmp/ocf_debugfile
debugging                 = 0
OpenCard.trace

ocfserv デバッグを有効化するには
  1. ocfserv をデバッグしようとしているホストにスーパーユーザーとしてログインします。

  2. 次のように入力して、デバッグを有効にします。


    # smartcard -c admin -x modify debugging=1
    
  3. (オプション) 次のように入力して、ocfserv のデバッグファイルの位置を変更します。


    # smartcard -c admin -x modify debugging.filename=filename
    

    この場合の filename は、デバッグファイルの完全修飾名です。

  4. (オプション) 次のように入力して、ocfserv によるオープンカードシステムのトレースを開始します。


    # smartcard -t debug debug_level
    

    この場合の debug_level は、0 〜 9 の値になります。


注 -

Solaris スマートカードのデバッグに関する完全な情報については、smartcard(1M) のマニュアルページを参照してください。