Solaris WBEM Services の管理

プロバイダ

WBEM クライアントアプリケーションが CIM データにアクセスすると、WBEM システムは現在のホストにあるユーザーのログイン情報を検証します。ユーザーには、デフォルトで CIM スキーマと Solaris スキーマに対する読み取り権が与えられます。CIM スキーマには、システムにあるすべての管理オブジェクトが標準形式で記述されています。WBEM 対応のすべてのシステムやアプリケーションは、この標準形式を解釈できます。

プロバイダとは、管理オブジェクトと通信してデータにアクセスするクラスです。プロバイダは、統合と解釈のためにこの情報を CIM Object Manager に転送します。CIM Object Manager は、CIM Object Manager Repository にないデータを管理アプリケーションから要求されると、要求をプロバイダに転送します。

CIM Object Manager は、オブジェクトプロバイダのアプリケーションプログラミングインタフェース (API) を使ってプロバイダと通信します。

アプリケーションが動的データを CIM Object Manager に要求すると、CIM Object Manager はプロバイダインタフェースを使って要求をプロバイダに渡します。

プロバイダは、CIM Object Manager の要求に対し次のことを行います。