Solstice DiskSuite 4.2.1 リファレンス

md.tab ファイルの概要

/etc/lvm/md.tab は、metainit(1M)、metahs(1M)、metadb(1M) コマンドが入力ファイルとして使用する ASCII ファイルです。 /etc/lvm/md.tab ファイルを使用して、メタデバイス、ホットスペア集合、状態データベースの複製を (コマンド行や DiskSuite ツールを使用せずに) バッチ処理で作成することができます。このファイルを編集したら、 metainit(1M)、metahs(1M)、metadb(1M) コマンドによって、ファイルで定義したメタデバイス、ホットスペア集合、状態データベースの複製を有効にします。

/etc/lvm/md.tab ファイルを編集するときは、metainit(1M)、 metahs(1M)、metadb(1M) コマンドの構文を使用して、各行に 1 つの完全な構成エントリを指定します。

ファイルを編集したら、metainit(1M) コマンドで /etc/lvm/md.tab ファイルに定義されているメタデバイスを有効にします。metainit(1M) コマンドで -a オプションを使用すると、ファイルに定義されているすべてのメタデバイスが有効になります。-a オプションを使用するかわりに、ファイルに定義されている特定のメタデバイス名を指定することもできます。


注 -

DiskSuite は、/etc/lvm/md.tab ファイルに構成情報を書き込みません。 手作業で /etc/lvm/md.tab ファイルを編集してから、 metainit(1M)、metahs(1M)、metadb(1M) コマンドを実行して、DiskSuite オブジェクトを作成してください。


以下の節では、md.tab ファイルを使用して状態データベースの複製、メタデバイス、ホットスペア集合を作成するための方法を説明します。詳しい説明は、 md.tab(4) マニュアルページを参照してください。