構成計画の概要
構成の計画を行う際に留意しなければならないことは、どのようなアプリケーションでもパフォーマンス、可用度、ハードウェアコストとの間にはトレードオフの関係がある (同時にすべてを満足させることはできない) ということです。いろいろな要素を変えてみて、構成に最も適した組み合わせを探してください。
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パフォーマンスのかね合い
最高のパフォーマンスを提供するのはストライプですが、この方式ではデータの保護は行いません。書き込みが多いアプリケーションでは、RAID5 よりミラーのほうが良いパフォーマンスを提供します。
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可用度のかね合い
ミラーと RAID5 メタデバイスはデータの可用度が高くなりますが、書き込みのパフォーマンスは低下します。ミラーでは、ランダムな読み取りのパフォーマンスが向上します。
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ハードウェアコストのかね合い
ミラーより RAID5 メタデバイスの方がコストを低く抑えることができます。ストライプ方式および連結方式メタデバイスは、追加のハードウェアコストはかかりません。