DiskSuite が「エラー」ダイアログボックスに表示するエラーメッセージについて説明します。これらのメッセージが表示された場合には、ダイアログボックスの「了解」ボタンのみを選択できます。実行しようとした動作は取り消されます。下記のエラーメッセージの説明を読んで、適切な処置を行なってください。
RAID には、確定操作のたびに再同期の実行が引き起こされるような操作を 1 つだけ設定できます。 A RAID can only have one operation that causes a resync per commit |
RAID5 メタデバイスに 2 つの異なる変更内容を同時に適用しようとしました。変更操作に間違いはありませんが、1 つずつしか適用することはできません。たとえば、1 回の操作でスライスを交換して新しいスライスを追加しようとした場合に、このメッセージが表示されます。片方の変更を行って「確定」ボタンをクリックしてから、次の変更を行って「確定」ボタンをクリックしてください。
連結 dn にストライプがありません。 Concat dn has no stripes |
ストライプを持たない単純連結を確定しようとしました。単純連結にストライプを追加しなければなりません。
使用中のメタデバイスを削除することはできません。 You cannot delete a metadevice that is in use. |
ファイルシステムがマウントされているか、swap されているか、raw としてオープンされているメタデバイスを削除しようとしました。
dn にはコンポーネントがありません。 dn has no components. |
スライスを持たない連結方式テンプレートを確定しようとしました。「確定」ボタンをクリックする前に、このオブジェクトにスライスを追加しなければなりません。
ミラー dn にはサブミラーがありません。 Mirror dn has no submirrors |
サブミラーを持たないミラーを確定しようとしました。「確定」ボタンをクリックする前に、ミラーにサブミラーを追加しなければなりません。
RAID dn は等価なスライスが 3 つ以上必要です。 RAID dn must have at least three slices. |
スライス数が 3 つに満たない RAID5 メタデバイスを確定しようとしました。必要なスライスを追加してから RAID5 メタデバイスを確定してください。
RAID デバイスに追加するスライスは、一番小さいスライスのサイズよりも大きいものでなければ なりません。 Slices added to a RAID device must be at least as large as the smallest original slice. |
RAID5 メタデバイスにすでに登録されているスライスより小さいサイズのスライスを RAID5 メタデバイスに追加しようとしました。
スライス <スライス> はマウントされています。 すでにマウントされているスライスがあるので、<デバイス> には追加できません。 Slice <スライス> is mounted. You cannot add it to <デバイス>, it is not the first mounted slice to be added. |
すでに最低 1 つのスライスが登録されている連結方式に、ファイルシステムがマウントされているスライスを追加しようとしました。ファイルシステムがマウントされているスライスは、連結方式には最初に追加しなければなりません。
スライス <スライス> はマウントされています。 すでにマウントされているスライスがあるので、dn には追加できません。 Slice <スライス> is mounted. You cannot add it to dn, it already has a mounted slice. |
連結方式テンプレートに、ファイルシステムがマウントされているスライスを追加しようとしました。ファイルシステムがマウントされているスライスは、連結方式テンプレートには最初に追加しなければなりません。
スライス <スライス> はマウントされているので、RAID デバイスに追加することはできません。 RAID デバイスに対してマウントされているスライスを追加しようとすると ファイルシステムが壊れてしまいます。 Slice <スライス> is mounted. You cannot add a mounted slice to a RAID device, doing so would corrupt the file system. |
RAID テンプレートに、ファイルシステムがマウントされているスライスを追加しようとしました。データが格納されていないスライスを選択してください。
スライス <スライス> は RAID デバイスで使用するには小さすぎます。 Slice <スライス> is too small to be used in a RAID device. |
追加しようとしたスライスが小さすぎます。すでに RAID5 メタデバイスに登録されているスライスより小さいか、RAID5 メタデバイスで使用するには小さすぎます。
サブミラー dn には、ファイルシステムがマウントされているため先頭のサブミラーとして 追加する必要があります。 Submirror dn has a mounted file system, it should be the first submirror added. |
既存のミラーに、ファイルシステムがマウントされているサブミラーを追加しようとしました。このファイルシステムをミラー化するためには、このサブミラーを使用して 1 面ミラーを作成してから、何もデータが入っていないサブミラーを追加しなければなりません。
ミラー dn には、ファイルシステムをマウントしているコンポーネントが存在しています。 別のサブミラーを追加することはできません。 Mirror dn has a component with a file system mounted. You cannot add another submirror. |
すでに別のサブミラーにファイルシステムがマウントされているミラーに、ファイルシステムがマウントされているサブミラーを追加しようとしました。このミラーには、何もデータが入っていないサブミラーを追加しなければなりません。
サブミラー dn が小さすぎます。 Submirror dn is too small. |
ミラーの現在のサイズより小さいサブミラーを追加しようとしました。既存のサブミラーと同じサイズ以上のサブミラーを追加しなければなりません。
ルートファイルシステムは複数のストライプによって構成される連結方式のデバイス上にマウント することができません。 The root file system may not be mounted on a concat with more than one stripe. |
ルートファイルシステムを含むスライスを連結方式テンプレートにドロップしようとしました。既存のスライスからいずれかのストライプを削除してください。
ルートファイルシステムはトランスデバイスにマウントできません。 The root file system may not be mounted on a trans device. |
ルートファイルシステムを含むスライスをトランスメタデバイスのテンプレートにドロップしようとしました。ルートファイルシステムは、トランスメタデバイスには配置できません。
トランス dn にマスターがありません。 Trans dn has no master |
マスターデバイスを持たないトランスメタデバイスを確定しようとしました。マスターデバイスを追加してからトランスメタデバイスを確定してください。
初期化中の RAID デバイスには <デバイス> を追加できません。 You cannot add <デバイス> to a RAID device while it is initializing |
確定済みで初期化中の RAID5 メタデバイスにスライスまたはホットスペア集合を追加しようとしました。デバイスの初期化が完了するまで待ってください。
初期化中の RAID デバイスのスライスは交換できません。 You cannot replace a slice in a RAID device while it is initializing. |
確定済みで初期化中の RAID5 メタデバイスにスライスを追加しようとしました。デバイスの初期化が完了するまで待ってください。
入力した値 <値> が大きすぎます。 入力できる値は <新しい値> 未満で、デバイスで利用できるサイズより 小さい値でなければなりません。 The value you entered <値> is too large. You should use a value less than <新しい値>, which is the maximum possible device size. |
「スライスフィルタ」ウィンドウのいずれかのサイズフィールドに、大きすぎる値を入力しました。
ホットスペア集合名を hspnnn から hspnnn へ変更する操作は、次の理由で失敗しました : Your attempt to change the name of Hot Spare Pool hspnnn to hspnnn failed for the following reason: |
ホットスペア集合名をすでに存在する名前または無効な名前に変更しようとしました。
RAID コンポーネント <コンポーネント> と <コンポーネント> のサイズが異なっています。 大きい方のコンポーネントの余剰部分は使用されないまま無駄な領域として残ります。 RAID component <コンポーネント> is not the same size as component <コンポーネント>. Extra space on the larger component will be wasted. |
RAID5 メタデバイスに、既存のスライスとは異なるサイズのスライスを追加しようとしました。
初期化中の RAID デバイスにはホットスペア集合を追加できません。 You cannot change the hot spare pool for a RAID device while it is initializing. |
RAID5 メタデバイスの初期化中に、現在のホットスペア集合を変更しようとしました。初期化が完了してから、ホットスペア集合を変更してください。
RAID デバイスの初期化に失敗しました。このデバイスは交換不可能なので削除してください。 The RAID device has failed to initialize. It cannot be repaired and should be deleted. |
RAID5 メタデバイスの初期化中にエラーが発生しました。不良スライスを修復してから、デバイスを削除して作成し直してください。
作成したストライプ中のスライスは、そのストライプがサブミラーの要素でない場合には、 交換することができません。 A slice in a created stripe may not be replaced unless the stripe is part of a submirror with redundancy. |
データの冗長性が提供されている場合にのみ、スライスを交換することができます。
ストライプ中のスライスは、そのストライプがサブミラーの要素でない場合には、 有効化することができません。 A slice in a stripe may not be enabled unless the stripe is part of a submirror with redundancy. |
データの冗長性が提供されている場合にのみ、スライスを有効にすることができます。
スライス <スライス> の追加後にメタデバイスの状態データベースが確定されていません。この スライス上の複製は復元できません。 The metadevice state database has not been committed since slice <スライス> was added. You cannot restore replicas on the slice. |
障害スライスを有効にする前に、MetaDB オブジェクトを確定しなければなりません。
パス名 <パス> に対応するファイルシステムをマウントしているデバイスがありません。 There is no device with a mounted file system which matches the path name <パス>. |
ストレージマネージャから「メタデバイスエディタ」ウィンドウのキャンバスにファイル名をドラッグしましたが、DiskSuite ツールはファイルシステムを含むデバイスを識別できませんでした。
ディスクセットが解放されました <ホスト名> は、ディスクセット <セット名> の所有者ではありません。 <セット名> を継続することができませんので終了してください。 Disk Set Released <ホスト名> no longer owns the <セット名> disk set. <セット名> cannot continue; you must exit. |
ディスクセットが変更されました ディスクセット <セット名> に対して外部より変更操作が行われました。 Disk Set Changed An external change has occurred to the <セット名> disk set. |
ディスクセットロードエラー 次のディスクセットをロードできません:<セット名> Disk Set Load Failed Unable to load disk set setname. |
ディスクセットに対して DiskSuite ツールを実行している間にコマンド行からそのディスクセットを変更した場合には、上記の 3 つのメッセージが表示されます。
統計情報ウィンドウは、コントローラ、トレイおよびスライスでは利用できません。 Statistics sheets are not available for controllers, trays or slices. |
コントローラ、トレイ、またはスライスに対して「デバイス統計情報」ウィンドウを表示しようとしました。「デバイス統計情報」ウィンドウは、メタデバイスおよびディスクに対してのみ有効です。
NVRAM の同期処理はバッテリーが動作している SPARCstorage Array のコントローラ、トレイ およびディスクに対してのみ有効です。 Sync NVRAM is only available for SPARCstorage Array controllers, trays and disks with working batteries. |
SPARCstorage Array ではないデバイス上で NVRAM を同期させようとしたか、バッテリー障害が発生している SPARCstorage Array デバイス上で NVRAM を同期させようとしました。
高速書き込みは、バッテリーが動作している SPARCstorage Array のコントローラ、トレイお よびディスクに対してのみ有効です。 Fast Write is only available for SPARCstorage Array controllers, trays and disks with working batteries. |
バッテリー障害が発生している SPARCstorage Array デバイス上で高速書き込みを有効にしようとしました。
ディスクの予約操作は、SPARCstorage Array のコントローラ、トレイおよびディスクに対して のみ有効です。 Reserve Disks is only available for SPARCstorage Array controllers, trays and disks. |
SPARCstorage Array ではないデバイス上でディスクの予約を実行しようとしました。
ディスクの解放操作は、SPARCstorage Array のコントローラ、トレイおよびディスクに対し てのみ有効です。 Release Disks is only available for SPARCstorage Array controllers, trays and disks. |
SPARCstorage Array ではないデバイス上でディスクの解放を実行しようとしました。
ディスクの利用開始操作は、スライスに適用できません。 Start Disks is not available for slices. |
スライスを直接起動することはできません。ディスクを起動してください。
ディスクの利用停止操作は、スライスに適用できません。 Stop Disks is not available for slices. |
スライスを直接停止することはできません。ディスクを停止してください。
再同期中のサブミラーは切断できません。 You may not detach a submirror while it is resyncing. |
再同期中にサブミラーを切断することはできません。
メタセット <セット名> のロック予約中にエラーが発生。 Error while trying to reserve lock for metaset <セット名>. |
メタセット <セット名> のロックが取得できませんでした。他の DiskSuite ツールインスタンスか、コマンド行インタフェースがロックを所有しています。
飛び越しの値は範囲外です。 Interlace value is out of range. |
ストライプ方式メタデバイスまたは RAID5 メタデバイスに対して、無効な飛び越し値を入力しました。
メタデバイス dn と dn の交換に失敗しました。 Failed trying to exchange metadevices dn and dn. |
使用中のメタデバイスのメタデバイス名を交換することはできません。
dn から dn へ名前の変更ができませんでした。 Failure trying to rename dn to dn. |
使用中のメタデバイスの名前を変更したり、メタデバイス名を既存の名前に変更したりすることはできません。
メタデバイス名が次の範囲を越えています : dn - dn Metadevice name not in range dn - dn. |
メタデバイスに、現在定義されている範囲外の名前を付けようとしました。必要であれば、/kernel/drv/md.conf ファイルの nmd 値を大きくしてください。
ホットスペア集合名が次の範囲を越えています: hsp000 - hsp999 The hot spare pool name not in the range hsp000 - hsp999. |
ホットスペア名は hspnnn の形式で指定しなければなりません。nnn には 000 〜 999 の数字が入ります。
ホットスペア集合 hspnnn は、すでに存在しています。 The hot spare pool hspnnn already exists. |
既存のホットスペア集合名を使用して、新しいホットスペア集合を作成しようとしました。
ロギングデバイスが接続しているマウント済みのトランスデバイスは削除できません。 You cannot delete a mounted trans device that has an attached logging device. |
このトランスメタデバイスを削除するには、先のロギングデバイスを切断してください。
現在、メタデバイス "dn" の状態は、オープン状態、スワップデータを持っている状態、もしくは マウントされた状態にあります。このメタデバイスを削除すると、メタデバイスの名前が子に移動 し、子のメタデバイス名が変更されます。 The metadevice dn is currently either opened, swapped on, or mounted. Deleting it will cause the name to be pushed down. |
使用中のミラーまたはトランスメタデバイスを削除しようとしました。これらのデバイスを削除すると、デバイス名は、そのいずれかのサブデバイス名に置き換わります。ミラーの場合は、いずれかのサブミラー名に置き換わります。トランスメタデバイスの場合は、マスターデバイス名に置き換わります。
複数のサブミラーで構成されている、マウントされている状態にあるミラーディスクを削除するこ とはできません。 You cannot delete a mounted mirror with more than one submirror. |
ミラーを削除する場合には、先に 1 面ミラーに変更しておきます。
マスターディスクがメタデバイスでない、マウントされている状態にあるトランスデバイスを削除 することはできません。 You cannot delete a mounted trans device whose master is not a metadevice. |
マスターデバイスがスライスであるマウント済みのトランスメタデバイスを削除しようとしました。トランスメタデバイスを削除するには、先にマウントを解除してください。
<デバイス> の NVRAM をパージできません。ディスクは別のホストで予約されています。 <デバイス> の NVRAM を同期処理できません。ディスクは別のホストで予約されています。 <デバイス> を予約できません。ディスクは別のホストで予約されています。 <デバイス> を解放できません。ディスクは別のホストで予約されています。 <デバイス> を起動できません。ディスクは別のホストで予約されています。 <デバイス> を停止できません。ディスクは別のホストで予約されています。 <デバイス> の高速書き込みを無効にできません。ディスクは別のホストで予約されています。 <デバイス> の高速書き込みを有効にできません。ディスクは別のホストで予約されています。 <デバイス> の高速書き込みを有効にして同期的書き込みを行うことができません。ディスクは 別のホストで予約されています。 Cannot purge the NVRAM for <デバイス>. Disk is reserved by another host. Cannot sync the NVRAM for <デバイス>. Disk is reserved by another host. Cannot reserve <デバイス>. Disk is reserved by another host. Cannot release <デバイス>. Disk is reserved by another host. Cannot start <デバイス>. Disk is reserved by another host. Cannot stop <デバイス>. Disk is reserved by another host. Cannot disable fast write for <デバイス>. Disk is reserved by another host. Cannot enable fast write for <デバイス>. Disk is reserved by another host. Cannot enable fast write for synchronous writes for <デバイス>. Disk is reserved by another host. |
これらのメッセージは、他のホストがデバイス <デバイス> を予約していることを示します。希望する操作を実行するためには、最初に予約を解除してください。
すでに使用されているサブミラーの交換、有効化または接続処理の保留中には、そのサブミラーを 切断することはできません。 You cannot detach an existing submirror while a replace, enable or attach is pending. |
交換、有効化、または接続の処理中であるサブミラーを切断しようとしました。処理が完了するのを待ってから、サブミラーを切断してください。
ミラー再同期中はスライスを有効化することができません。 You cannot enable a slice in a mirror while the mirror is resyncing. |
ミラーの再同期中に、サブミラーのスライスを有効にしようとしました。処理が完了するのを待ってから、サブミラーを有効にしてください。