Sun Enterprise サーバー Alternate Pathing 2.3 ユーザーマニュアル

データベースの複製の管理

AP は、すべての定義済みメタディスクおよびメタネットワーク、およびそれらに対応する代替パスと属性に関する情報が入ったデータベースを持っています。データベースの複製は複数設定しておいてください。この方法によって、所定のデータベースにアクセスできない場合や、データベースが破壊された場合に、AP は現在、破壊されていないデータベースの複製を自動的に使い始めることができます。


注意 - 注意 -

AP 起動ディスクには、1 つ以上の破壊されていない現在の AP データベースが必要です。この条件を満たしていない場合は、システムは起動しません。


データベースの複製それぞれには、最低 300 KB の専用ディスクパーティションを割り当てる必要があります。パーティションが大きいほど、ディスク容量が消費されます。AP データベースのディスクパーティションを選択するときは、以下のことを念頭に置いてください。

  1. SSP から SUNWapssp パッケージを削除しないでください。

  2. SUNWapssp パッケージのバージョンは、使用している 2.3 以前の AP のうち、最新の AP のバージョンに対応するものであることを確認してください。たとえば、あるドメインで AP 2.0 が動作し、別のドメインで AP 2.1 が動作している場合は、SUNWapssp パッケージのバージョンは、AP 2.1 に対応するものでなければなりません。以前のソフトウェアの最新のバージョンで実行しなかった場合は、UNIX が起動する前に、AP の制御下の起動ディスクの代替パスが起動しなくなる可能性があります。