Sun Enterprise 250 サーバーでは、環境の監視および制御機能が、オペレーティングシステムと OBP ファームウェアの両方のレベルで提供されています。これによって、システムが停止したり起動することができなくなっても、監視機能を使用することができます。環境の温度超過に対して OBP が行う監視と対処の方法は、NVRAM 変数の env-monitor で制御します。以下の表に、env-monitor 変数の設定と、それらの設定に対応する OBP の動作を示します。システムの環境監視機能の詳細については、『Sun Enterprise 250 サーバーユーザーマニュアル』の「信頼性、可用性、保守性に関する諸機能」を参照してください。
表 1–3 環境監視の値と動作
設定 |
監視機能 |
OBP の動作 |
---|---|---|
enabled (デフォルト) |
有効 |
システムが異常に過熱した場合は、OBP は警告を出し、30 秒後に自動的にシステムを停止します。 |
advice |
有効 |
OBP は警告を出すのみで、システムは停止しません。 |
disabled |
無効 |
OBP は、何も行いません。OBP レベルの環境の監視は無効です。 |
以下の例では、env-monitor 変数を使用して、OBP レベルの環境の監視を無効にしています。
ok setenv env-monitor disabled
この NVRAM 変数は、オペレーティングシステムの動作中は、システム環境の監視および制御機能に影響を与えません。