ここでは、Solstice DiskSuite によって使用されているディスクを構成解除する手順を説明します。詳細は、Solstice DiskSuite のマニュアルを参照してください。
システムのパックアップを取ります。
su と入力し、スーパーユーザーのパスワードを入力します。
取り外すデバイスを使用しているメタデバイスまたはアプリケーションを特定します。以下に例を示します。
# metadb | grep c0t11d0 # metastat | grep c0t11d0 # mount | grep c0t11d0
複製データベースを削除します。
ディスクに複製データベースがある場合は、その複製データベースを削除する必要があります。以下に例を示します。
# metadb -d c0t11d0s0
スライスを置き換えるか、メタデバイスを消去します。
ディスクのスライスがサブミラーによって使用されているか、RAID メタデバイス内に存在する場合は、それらのスライスを他の使用可能なスライスで置き換えることができます。以下に例を示します。
# metareplace d20 c0t11d0s1 c0t8d0s1
使用することができる交換用スライスがない場合は、メタデバイスを消去する必要があります。以下に例を示します。
# metaclear d21
スライスを置き換えるか、ホットスペアを消去します。
ディスクのスライスがホットスペアプールによって使用されている場合は、それらのスライスを他の使用可能なスライスで置き換えることができます。以下に例を示します。
# metahs -r all c0t11d0s1 c0t8d0s1
ディスク上にあるすべてのファイルシステムをマウント解除します。
マウント解除するファイルシステムが存在するディスクで障害が発生しているか、障害が発生した場合、umount 処理が完了せずに、その処理中に大量のエラーメッセージがシステムコンソールに表示され、/var ディレクトリ内に記録される場合があります。umount 処理が正常に完了しない場合は、システムの再起動が必要となる場合があります。
# umount ファイルシステム
# umount /export/home # umount /export/home1
詳細は、Solstice DiskSuite のマニュアルを参照してください。
ssaadm remove_device コマンドを使用して、デバイスをオフラインにします。
# ssaadm remove_device 論理デバイス名 ssaadm: warning: can't quiesce "/dev/rdsk/c0t11d0s2": I/O error Bus is ready for the removal of device Remove device and reconfigure bus as needed Press RETURN when ready to continue
論理デバイス名には、取り外すドライブの完全な論理デバイス名 (この例では /dev/rdsk/c0t11d0s2) を指定します。ディスク全体を表すスライス 2 を指定する必要があります。このコマンドには、論理デバイス名の代わりに物理デバイス名を指定することもできます。
Sun Enterprise 250 の SCSI バスは休止を必要としないため、警告メッセージは無視してください。
スロットからディスクドライブを取り外します。
ディスクドライブの取り外しの方法については、『Sun Enterprise 250 サーバーユーザーマニュアル』を参照してください。
Return を押して、ホットプラグ作業を完了します。
ssaadm コマンドによって、/dev/dsk および /dev/rdsk 階層のデバイスに対するシンボリックリンクが削除されます。