DVD-ROM や CD-ROM は、大容量の記憶空間を提供し、ソフトウェア配布用媒体として幅広く使用されています。これらの媒体とドライブ装置を使用して、オペレーティングシステムおよびアプリケーションパッケージの両方を簡単かつ素早くインストールできます。
ほとんどの DVD-ROM、CD-ROM ドライブは、SCSI (Small Computer Systems Interface) プロトコルに準拠しています。そのため、DVD-ROM や CD-ROM ドライブを起動してワークステーションで動作させるには、通常は、ケーブルを接続して必要に応じてジャンパまたは SCSI ターゲットスイッチを 6 (または第 2 ドライブの場合は別の番号) に設定すること以外に必要な手順はありません。また、サンでは ATAPI 対応 DVD-ROM ドライブもサポートしています。ATAPI ドライブの取り付け手順は、 SCSI ドライブとほとんど変わりません。しかし、今後 ATAPI ドライブのサポートは行いません。物理的接続についての詳細は、ハードウェアに付属しているマニュアルを参照してください。
CD-ROM についての詳細は『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の CD-ROM やフロッピーディスクの使用に関する説明を参照してください。
システムを停止します。
「システムの停止」を参照してください。
DVD-ROM、または CD-ROM ドライブのアドレススイッチが正しく設定されていることを確認します。
DVD-ROM、または CD-ROM ドライブの SCSI アドレススイッチは、通常、出荷時に SCSI のターゲット ID 6 に設定されています。
SCSI 装置が複数ある場合は、各装置の SCSI アドレススイッチを異なるターゲット ID に設定する必要があります。
CD-ROM ドライブの物理的な SCSI スイッチやジャンパの設定については、ハードウェアに付属しているマニュアルと 付録 A 「SCSI アドレスの概念」を参照してください。
ドライブ装置を SCSI ポートに接続します。
設置方法については、ハードウェアに付属しているマニュアルを参照してください。
まず、現在増設しようとしている DVD-ROM、または CD-ROM ドライブを含む、すべての外部周辺機器の電源を入れます。
すべての外部周辺機器の電源を入れた後システムの電源を入れ、boot prom レベルでコマンド boot -r を使用して起動します。
ok boot -r
これで、DVD-ROM、または CD-ROM ドライブをマウントする用意ができました。「Solaris 環境での DVD-ROM、CD-ROM およびフロッピーディスク装置の管理方法」を参照してください。
選択するターゲット番号は、システムに接続されているどの周辺機器も使用していない番号にしてください。接続されている装置とそのアドレスを一覧表示するには、probe-scsi コマンドか、probe-scsi-all コマンドを使用します。SCSI バスの全長が 6 メートルを超えない範囲で、1 つの SCSI バスに 7 台までの CD-ROM ドライブを接続することができます。
システムを停止します。
「システムの停止」を参照してください。
追加するドライブ装置を接続します。
設置方法の詳細は、ハードウェアに付属しているマニュアルを参照してください。
まず、現在増設しようとしている DVD-ROM、または CD-ROM ドライブを含む、すべての外部周辺機器の電源を入れます。
システムの電源を入れ、boot prom レベルでコマンド boot -r を使用して起動します。
ok boot -r
システムが起動され、Solaris オペレーティング環境によって、ドライブ装置にデバイス名が割り当てられ、システムが構成されます。
これで、DVD-ROM、または CD-ROM ドライブをマウントする用意ができました。「Solaris 環境での DVD-ROM、CD-ROM およびフロッピーディスク装置の管理方法」を参照してください。