PF_SNMD(1M)

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名前

pf_snmd- SunNet Manager デーモンに対するステーション管理(SMT) の起動

形式

pf_snmd [-d] [-v5]

使用条件

このコマンドは、SunFDDI/P 製品でのみ使用することができます。

機能説明

起動時に、SNM デーモンはステーション管理プロセスを起動します。ステーション管理プロセスは、ステーションが SMT プロトコルを使用して他のステーションと通信したり、FDDI 統計情報を収集して、その情報を SunNet Manager (SNM) コンソールに返したりすることを可能にします。また、SNM デーモンは、SMT 要求と SMT 応答を受信したり、SNM に代わってリング上の他のステーションに SMT 要求を送信したりします。また、SMT デーモンは、受信した状態報告フレーム (SRF) をトラップの形式で SNM 管理ステーションに転送します。

SNM デーモンによって起動されるプロセスには、ローカルエージェント (fddi) とプロキシエージェント (fddismt) の 2 つの SNM エージェントがあります。他の SNM エージェントと同様に、ローカルエージェントとプロキシエージェントは、RPC を使用して SNM 管理ステーションと通信します。SNM 要求に対する応答時に、ローカルエージェントは、ローカルマシンで収集された FDDI 統計情報を返します。この統計情報は、pf_stat および pf_stat -m コマンドで表示される情報と同じです。

プロキシエージェントは、SNM コンソールに、実際の SMT フレーム (ECF、ESF、NIF、SIF 構成、SIF 処理) と選択されている SMT MIB グループに対する属性値の 2 種類の SMT 情報を返すことができます。このエージェントは、SMT 要求フレームを発行し、SMT 応答フレームを受信することによってターゲットステーションから情報を収集します。ターゲットステーションから MIB 属性値を取り出すときには、PMF 取得要求フレームと応答フレームを使用します。

ターゲットステーションが PMF 取得フレームに対応していない場合は、ターゲットステーションはプロキシシステムに RDF 応答を返します。コンソールからの MIB 属性値の要求が成功しない場合は、プロキシシステム上で SMT モニターを実行して、ターゲットステーションから RDF フレームが受信されたかどうかを調べてください。ターゲットステーションが PMF 取得フレームに対応してしていない場合は、NIF、SIF 構成、SIF 処理のいずれかのフレームを使用して、必要とする属性値を返すことができます。

SMT MIB 属性グループの MAC、PATH、PORT には、インデックスパラメタが含まれます。これらのグループのいずれかの属性値に対するクイックダンプ要求をコンソールから発行すると、最初のインデックスに関連付けられている値のみが返されます (コンソールから見ると、この要求に関連付けられているキー値は 1 になります)。他のインデックスに関連付けられている属性値を調べるには、キーフィードに目的のインデックスにキーフィールドが設定されたデータ報告要求を送信する必要があります。

ステーション上の /etc/opt/snm/snm.conf ファイルに変更 (na.fddi.trap-rendez エントリへのホスト名の追加など) を加えて、その変更を有効にするには、pf_snmd_kill によって SNM デーモンをいったん終了して、起動しなおす必要があります。

このコマンドを実行するには、スーパーユーザーになる必要があります。

オプション

-d

(デバッグモード) ステーションが送信または受信したフレームごとに、pf_snmd が起動されたウィンドウに 1 行のエントリを表示します。このオプションを省略すると、エントリは表示されずにシステムプロンプトに戻ります。pf_snmd コマンドが /etc/rc2.d/S98pf_fddidaemon 以外に存在している場合、このオプションの使用はお勧めできません。

関連項目

pf_snmd_kill (1M), pf_stat (1M)

SunOS 5.8  最終更新日 1997年1月14日

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