サーバーの主要アプリケーションが、データを扱うことが多い場合の推奨ネットワーク構成は、以下のとおりです。
SunFDDI、SunATM などの高速ネットワークを構築する
光ファイバケーブルを使用できない場合は、より対線式の SunFDDI や CDDI、SunFastEthernet の導入を検討してください。SunATM は、SunFDDI と同じサイズのファイバケーブルを採用しています。SunFDDI についての詳細は、『SunFDDI/S3.0 User's Guide』を参照してください。
同時に動作する完全に NFS アクティブなクライアント 5 〜 7 台につき、SunFDDI リング 1 つの割合でネットワークを構築する
データを扱うことの多いアプリケーションで、連続的に NFS 要求をするアプリケーションはほとんどありません。通常のデータを扱うことの多い EDA や地球資源アプリケーションでは、1 リング当たりのクライアント数は 24 〜 40 になります。
一般的には、操作対象の大きなデータブロックを読み込んで、サーバーに書き戻すという使用方法です。こうした環境では、データを書き戻す処理があるため、書き込みの割合が非常に大きくなる可能性があります。
Ethernet ケーブルを設置している場合は、アクティブなクライアント 2 台に対して Ethernet 1 つの割合でネットワークを構築し、1 ネットワークあたりのクライアント数を最高でも 4 〜 6 にする
コミュニティを有用なものにするには多くのネットワークが必要になります。したがって、SPARCserver 1000/1000E、SPARCcenter 2000/2000E、Ultra Enterprise 3000/4000/5000/6000 といったシステムが必要になります。1 ネットワークあたりのクライアント数は、最大でも 4 〜 6 にしてください。