SunVTS 4.0 ユーザーマニュアル

テストセッションの停止

システムを十分にテストしたあと、テストセッションを停止して、結果を検討することができます。

SunVTS は、様々な理由から自動的にテストの実行を終了します。たとえば、Option メニューの Single Pass オプションが有効な場合は、有効なすべてのテストを 1 回実行してから、テストを停止します (ただし、経過時間は増加し続けます)。

エラーが発生した場合に、エラー時の実行 (run on error) が設定されていない場合 (デフォルトでは、最初のエラー発生時にセッションが停止するように設定されています) や、エラー時の実行が設定されていてもエラーカウントがエラーの最大数に達した場合は、テストは停止します。

Stop ボタン

Stop ボタンをクリックして、テストセッションを停止します。システム状態パネルに、一時的に "stopping" と表示されてテストは終了します。停止までの時間は実行しているテストによって異なります。たとえば、tapetest では、テープを巻き戻したり、マウントされたパーティションや一時ファイルを削除する時間が必要になります。テストが完了すると、ポップアップメニューに "testing completed: xxx pass(es), x error(s)" というメッセージが表示されます。

テストセッションを停止した後は、System Map によって、発生したパスとエラーの数をテストごとに調べたり、ログファイルを表示または印刷することができます。

テストの処理が滞った場合は、SunVTS は Stop モードの状態になり、テストの終了を待ちます (この状態はハードウェア障害に起因する可能性があります)。テストを選択解除すると、SunVTS は停止しているテストを無視し、idle モードに戻ります。