この節では、 ログファイルを表示、印刷、削除する方法と、ログファイルのエラーメッセージ形式について説明します。
テストの状態は、次の 3 つのログファイルに格納されます。
SunVTS のエラー状態ログ: /var/opt/SUNWvts/logs/sunvts.err
SunVTS の情報ログ: /var/opt/SUNWvts/logs/sunvts.info
Solaris のシステムメッセージログ: /var/adm/messages
sunvts.err ファイルには、SunVTS テストのエラーメッセージとその時刻表示が含まれています。情報ログファイルの sunvts.info には、SunVTS を起動、停止したときに生成される情報メッセージが含まれています。messages ファイルは、一般的な UNIX メッセージのログです。
ログファイルは、Log Files ボタンをクリックすると表示される、Log Files ウィンドウからアクセスすることができます。
ログファイル名を選択し、Display ボタンをクリックすることによってログファイルの内容を表示することができます。メニューから Print (印刷) ボタンや Remove (削除) ボタンを選択することによって、ファイルを印刷、削除することもできます。
これらのログファイルは非常に大きくなることがあります。印刷するときは、ファイルのすべての内容が必要かどうかを確認してください。
SunVTS 4.0 から、SunVTS のデフォルトメッセージの形式が変更されました。
<timestamp><hostname> "SunVTS:" [VTSID <vts_msgid> <modulename>[.<submodulename>][.<instnum>].<vts_msgtype>] [<device_pathname>:] <msg_text>
SUNWvts.<modulename[<.submodulename>]>.<vts_msgid> <timestamp> <modulename>[<.instnum>] <device_pathname|hostname> <vts_msgtype>: <msg_text>
古いメッセージの形式に基づいたスクリプトを使用している場合は、VTS_OLD_MSG という SunVTS 環境変数を設定して、SunVTS メッセージを古いメッセージ形式に基づいて表示させることができます。古いメッセージ形式を使用するには、VTS_OLD_MSG 環境変数に YES を設定します。
古いメッセージ形式は、今後のリリースの SunVTS ではサポートされなくなる予定です。VTS_OLD_MSG 変数は、使用しているスクリプトが更新されて新しいメッセージ形式を認識できるようになるまで、一時的に使用します。