CPU の過熱状態を検出した場合は、COS 機能は、その CPU をオフラインにして、電源を切断します。
システムは、過熱 CPU の電源が切断されていると判断して動作を続けます。CPU/メモリーボードの温度上昇の第 1 の原因は CPU です。この原因を取り除くと、温度は低下し、通常の動作範囲に戻ります。これにより、業務サーバーが突然停止することはなくなります
psrinfo コマンドを使用して新しい状態を調べます。
psrinfo によって、CPU の新しい状態を示すメッセージが表示されます。:
0 powered-off since 03/11/97 09:48:31 1 powered-off since 03/11/97 09:48:31
問題の電源装置 (冷却ファン付き) を正常なものと交換します。この交換は、システムの電源を切らなくても行うことができます。
スーパーユーザープロンプトで /etc/halt または init 0 と入力し、サーバーを停止させてから、電源装置を交換することもできます。
psradm コマンドを使用して、CPU を通常の状態に戻します。:
# psradm -n processor_id#
COS 機能によって、再び過熱状態 (安全な動作温度範囲にない) が検出された場合は、psradm コマンドを使用して CPU を通常の状態に戻そうとしても失敗し、終了状態 -1 とエラーメッセージが表示されます。
問題の CPU が通常の動作温度範囲に戻った場合は、以下のようなメッセージがコンソールに表示されます。
NOTICE: CPU/Memory board 0 has cooled down (temperature: 72C), system OK. (確認: CPU/メモリーボード 0 は正常な動作温度範囲です (温度: 72C)。システムは正しく動作しています。)