PCI FastEthernet and Expansion (PFEX) ASIC と SBus FastEthernet Parallel SCSI (FEPS) ASIC は、プログラム可能なパケット間隔 (IPG: Inter-Packet Gap) パラメタの ipg1 と ipg2 に対応しています。IPG の合計値は、ipg1 と ipg2 の合計値になります。自動ネゴシエーションプロトコルによって接続速度が 10 Mbps に設定されている場合、デフォルトの IPG 合計は 9.6 ms になります。接続速度が 100 Mbps の場合は、0.96 ms になります。
IPG パラメタの ipg1 および ipg2 のデフォルト値と許容値を以下に示します。
表 2-3 読み取り・書き込み可能なパケット間隔パラメタ
パラメタ |
値 (バイト時間) |
初期設定時のデフォルト値 |
---|---|---|
ipg1 |
0 〜 255 |
ipg1 = 8 |
ipg2 |
0 〜 255 |
ipg2 = 4 |
デフォルトの設定では、ipg1 が 8 バイト時間に設定され、ipg2 が 4 バイト時間に設定されます。これらはともに標準値です。バイト時間は、100 Mbps または 10 Mbps の接続速度で 1 バイトを送信するのに要する時間です。
これより長い IPG (ipg1 と ipg2 の合計) を使用するシステムがネットワークに存在し、それらのマシンによるネットワークへのアクセスが遅い場合は、長い IPG に一致するように他のマシンの ipg1 と ipg2 の値を大きくしてください。