GSS-API のプログラミング

コンテキストの削除と格納されたデータの解放

コンテキストの確立が失敗した場合、Sun の実装では「構築中」のコンテキストを自動的に削除しません。したがって、アプリケーションがこの事態を処理する、つまり、gss_delete_sec_context() でコンテキストを削除する必要があります。

Sun の実装では、格納されたデータ (内部名など) を、メモリー管理を通じて自動的に解放します。しかし、用心のため、データ要素が必要でなくなったときには、アプリケーションで適切な関数 (gss_release_name() など) を呼び出すべきです。