GSS-API のプログラミング

名前型

QOP とセキュリティ機構の他に、OID でも名前型を指定できます。名前型とは、関連する名前の形式を示すものです。たとえば、gss_import_name() 関数はプリンシパルの名前を文字列から gss_name_t 型に変換しますが、この関数は変換すべき文字列の形式を引数の 1 つとして受け取ります。たとえば、名前型が GSS_C_NT_HOSTBASED_SERVICE である場合、gss_import_name() 関数は入力された名前が "service@host" 形式 (たとえば、"nfs@swim2birds") であることが分かります。また、たとえば名前型が GSS_C_NT_EXPORT_NAME である場合、gss_import_name() 関数は入力された名前が GSS-API エクスポート名であることが分かります。アプリケーションは gss_inquire_names_for_mech() 関数を使用すると、指定した機構で使用できる名前型を知ることができます。GSS-API が使用する名前型のリストについては、名前型を参照してください。