GSS-API のプログラミング

状態コードのマクロ

マクロ GSS_CALLING_ERROR()GSS_ROUTINE_ERROR()、および GSS_SUPPLEMENTARY_INFO() はそれぞれ、GSS 状態コードを引数として受け取り、関係のないフィールドをすべて削除します。たとえば、GSS_ROUTINE_ERROR() を状態コードに適用して得た値には、呼び出しエラーフィールドと補足情報フィールドが削除され、ルーチンエラーフィールドだけが残ります。このようなマクロが提供する値は、適切な型の GSS_S_xxx シンボルと直接比較できます。また、マクロ GSS_ERROR() もあります。このマクロを GSS–API 状態コードに適用すると、状態コードが呼び出しエラーまたはルーチンエラーを示す場合は 0 以外の値を戻し、それ以外の場合は 0 の値を戻します。GSS-API で定義されているすべてのマクロは引数を 1 つだけしか受け取りません。