パフォーマンス全般に関する注意事項について説明します。
デフォルトでは、Solaris ata デバイスドライバは、ATA/ATAPI デバイスに対して Direct Memory Access (DMA) 機能を無効にします。
ATA/ATAPI ドライブに対する DMA が適切にサポートされていないシステム上で問題が発生するのを避けるために、この機能は無効にされています。発生するほとんどの問題は、旧式のシステム BIOS に関連しています。
Solaris 8 オペレーティング環境のインストール後に、ataドライバの DMA 機能を有効または無効にするには、次の手順を実行してください。
ブートフロッピーディスクまたは INSTALLATION (Multilingual) CD (システムが CD-ROM ブートをサポートしている場合) から、Intel 版 Solaris の Device Configuration Assistant (デバイス構成補助) を実行します。
Device Configuration Assistant フロッピーディスクを使用してブートする時に、新しい ata-dma-enabled 属性値がフロッピーディスク上に保存されます。したがって、属性値を変更した場合は、Device Configuration Assistant フロッピーディスクを再度使用した時に、変更後の値が有効になります。
F2 キーを押して、デバイスを走査します。
F2 キーを押して、ブートデバイスのリストを表示します。
F4 キーを押して、View/Edit Property Settings を選択し、F2 キーを押します。
ata-dma-enabled 属性の値を 1 に変更して、DMA を有効にします (値を 0 にすると DMA を無効にします)。
ata-dma-enabled 属性をリストから選択し、F3 キーを押します。
1 を入力し、F2 キーを押して、有効にします (0 を入力して F2 キーを押すと無効になります)。
F2 キーを押し、次に F3 キーを押して、Boot Solaris メニューに戻ります。
どのデバイス (ネットワークアダプタまたは CD-ROM) からインストールを実行するかを選択し、F2 キーを押します。
DMA を有効にした後に問題が発生した場合は、DMA を無効にし (上記の手順で ata-dma-enabled 属性を 0 にし)、最新の BIOS でシステムを更新し、再度 DMA を有効にしてください。最新の BIOS については、ハードウェアのご購入先にお問い合わせください。