Sun Enterprise 10000 Domain 構成マニュアル

はじめに

このマニュアルでは、Sun EnterpriseTM 10000 サーバーの InterDomain Network (IDN) および Dynamic Reconfiguration (DR) 機能のドメインにおける構成方法について説明します。これらの機能の使用方法に詳細については 「関連マニュアル」に示すマニュアルを参照してください。

対象読者

このマニュアルは、UNIX(R) システム (特に SolarisTM オペレーティング環境のシステム) についての十分な知識を持つ Sun Enterprise 10000 server のシステム管理者を対象にしています。もしそのような知識をお持ちでない場合は、まずこのシステムに付属している AnswerBook2TM の『Solaris User Collection - Japanese』および『Solaris System Administrator Collection - Japanese』をお読みください。

また、AnswerBook2 の『TCP/IP とデータ通信』もお読みください。

マニュアルの構成

このマニュアルは、以下の章で構成されています。

第 1 章「ドメインの構成の概要」では、このマニュアルの概要を説明します。

第 2 章「DR を構成するための情報」では、DR 操作の前と後で Sun Enterprise 10000 ドメインを構成および再構成する方法について説明します。

第 3 章「InterDomain Networks の構成」では、性能および信頼性の向上につながる IDN 環境の構成方法について説明します。

UNIX コマンドの使い方

このマニュアルには、基本的な UNIX コマンドの説明も、システムの停止や起動、デバイスの設定などの手順の説明も含まれていません。

これらの詳細は、以下のマニュアルを参照してください。

書体と記号について

書体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を実行します。

% You have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して表します。 

% su

Password:

AaBbCc123 またはゴシック

コマンド行の可変部分。実際の名前や値と置き換えてください。 

rm filename と入力します。

rm ファイル名 と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『Sun Enterprise 10000 Domain 構成マニュアル』 

「 」

参照する章、節、または、強調する語を示します。 

第 2 章「ドメインの DR エラーメッセージ」を参照。 

この操作ができるのは「スーパーユーザー」だけです。 

¥ 

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅をこえる場合に、継続を示します。 

% grep `^#define ¥

XV_VERSION_STRING'

シェルプロンプト

シェル 

プロンプト 

UNIX の C シェル 

machine_name%

UNIX の Bourne シェルと Korn シェル  

$

スーパーユーザー (シェルの種類を問わない) 

#

関連マニュアル

分類 

タイトル 

Part No. 

ユーザーマニュアル  

Sun Enterprise 10000 SSP 3.3 ユーザーマニュアル 

806-5030 

 

Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル 

806-5034 

 

Sun Enterprise 10000 InterDomain Networks ユーザーマニュアル 

806-5036 

 

TCP/IP とデータ通信 

805-5857 

リファレンスマニュアル 

Sun Enterprise 10000 SSP 3.3 リファレンスマニュアル 

806-5031 

 

Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration リファレンスマニュアル 

806-5033 

 

Sun Enterprise 10000 Domain エラーメッセージ 

806-5043