DR デーモン起動エラーの一覧を以下に示します。これらのメッセージはドメインコンソールウィンドウにだけ送信されます。
表 2-1 DR デーモン起動エラーメッセージ
エラーメッセージ |
推定される原因 |
対処方法 |
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Cannot create server handle |
DR デーモンは RPC サーバーを起動できませんでした。このメッセージが表示されるのは、ドメイン上でネットワークサービスを適切に構成せずに DR デーモンを手動で実行する場合だけです。通常、ネットワークサービスは、SSP から着信した RPC に応答して DR デーモンを生成します。 |
ドメイン上で、inetd.conf の DR デーモン用のエントリを修正します。 |
Cannot fork: descriptive message |
DR デーモンは、RPC サーバーの実行元プロセスをフォークできませんでした。 |
説明型エラーメッセージは、erro_value に対応し、DR デーモンが RPC サーバーをフォークできなかった理由を知るためのヒントを提供します。資源の限界とシステムの負荷をチェックして、このエラーを修正する方法を見つけます。 |
Permission denied |
root 以外のユーザーが DR デーモンを実行しようとしました。 |
システムを完全に調査したり、ドライバにアクセスしてボードの切断および接続を実行するために DR デーモンはすべてのルート権限を必要とするため、DR デーモンを実行できるのはスーパーユーザー (root) だけです。 |
Unable to register (300326, 4) |
DR デーモンが、ドメイン内のネットワークサービスに適切に登録されないまま実行されました。最初の数字は DR デーモン用に登録される RPC 番号を表します。2 番目の数字は DR デーモンが使用する RPC バージョンを表します。 |
ドメイン上で、inetd.conf の DR デーモン用のエントリを修正します。 |
Unable to create (300326, 4) for netpath |
DR デーモンが、ドメイン内のネットワークサービスに適切に登録されないまま実行されました。最初の数字は DR デーモン用に登録される RPC 番号を表します。2 番目の数字は DR デーモンが使用する RPC バージョンを表します。 |
ドメイン上で、inetd.conf の DR デーモン用のエントリを修正します。 |